No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

ブラザー・サン・シスター・ムーン

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ねえ、覚えてる? 空から蛇が落ちてきたあの夏の日のことを――
本と映画と音楽……それさえあれば幸せだった奇蹟のような時間。
夜のピクニック』から4年、恩田陸が贈る、青春小説の新たなスタンダードナンバー誕生!

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恩田陸さんの本です。

なんとなく借りた本ですが、読み終わってみても、どうもしっくりこない作品でした。

話の本質が語られなくても、読者にこういう話なんだと提示してくれるような、何パターンかの可能性を想像出来るような、ぼかした結末…みたいな話は許せるんです。
でも、この作品が言いたかった事って?と思ったら、全然分からない。

大学時代の思い出を、現在の語り手が語る…
そんな話なんだけど、最後まで作者が伝えたかった事が分かりませんでした。

多分、語り手の大学時代の設定が、自分がまだ幼い頃であったこと。もしくは私自身が大学に通った経験がない事も影響しているのかもしれません。

ページ数の割には文章がスカスカなので、かなり早いペースで読み終えてしまいましたけどね。