デビューと同時に激しめに絶賛された文筆歌手が魅せまくる、かくも鮮やかな言葉の奔流!リズムの応酬!問いの炸裂!“わたし”と“私”と“歯”をめぐる疾風怒涛のなんやかや!とにかく衝撃の、処女作。第137回芥川賞候補作。
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乳と卵で一躍有名になった、川上未映子さんの処女小説。
何となく、この人の作品とは肌が合わないだろうと予測していたのですが、怖いもの見たさで借りてしまいました。
うわー・・・。なんていうか、駄作とかじゃないんですけど、無理でした。
関西弁でひたすらに語られる作品というのは、割と読んできた気がするのですが。
しかし、ここまで「わたし」「私が」と自分を主張されつつ、しかしそのごちゃごちゃな主人公の思考回路の羅列には、正直うんざりしてしまいそうでした。
しかし、ここまで「わたし」「私が」と自分を主張されつつ、しかしそのごちゃごちゃな主人公の思考回路の羅列には、正直うんざりしてしまいそうでした。
ただ、その主人公に対して、数少ない幾つかの人間との場面があるのですが、それはそれで真っ当(正常な人が異常な人を見たら、恐らくそう言うでしょうというような)な言葉を主人公にぶつけるのですが、そのへんに至ったときに、ようやく「ああ!現実世界に帰ってきた!」と思った、みたいな。
そんな風に、読み手側をその摩訶不思議な世界に引きずりこんでしまっているのだから、一筋縄ではいかない作品なのだと思います。
好きな人は好きなんでしょうけど、自分はダメでした。。
しかし、川上さんの作品は自分には向いていなかったようです。
この人、可愛いですし、歌手デビューもしてたりしますけど・・・結局顔が良い人は賞を取ったとかそういうのでちやほやされるわけじゃなくて、別の意味で顔や名前が知られるんですかねえ。
今度映画デビューもするそうですが、うーん。
何だか作家は作家であって欲しいですね。
何だか作家は作家であって欲しいですね。
テレビで最近クイズ番組によく出たりする作家とか、なんだかなあとか思いますし。
しかしこのタイトルは、インパクトありますよね。