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放課後

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校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。先生を2人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女・剣道部の主将、先生をナンパするアーチェリー部の主将――犯人候補は続々登場する。そして、運動会の仮装行列で第2の殺人が……。乱歩賞受賞の青春推理。

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東野圭吾さんの「江戸川乱歩賞」受賞作でありデビュー作。

そうか……だからか。
デビュー作というのと、江戸川乱歩賞の受賞作だったからか!

もう第一章を読み始めた時点で、挫折しかけたのは。
私、こういう密室殺人とか、典型的な話が苦手なのかもしれない。初めて気付いたけど。

しかも、今まで幾つか読んできた東野作品の中で一番読んでいて面白いと思えなかったのですが、デビュー作ならばいたしかたあるまい。納得しました。

犯人が何となく予想できていて、話の展開も予想できていて、しかもそれが外れなかったことに一番がっかりしました(笑)

だってこの私が!このミスリードに騙されちゃう自分が、読めちゃうってなんですか。

まあ、私が数学嫌いであり、女子高の話があまり好きじゃないことも大きいのかも。
何となく登場人物の誰にも感情移入が出来なかったうえに、惹かれる人物像じゃなかったせいもあるけど。

それに、主人公の先生。
密室殺人のトリックを暴いたのに、何故妻の行動には気付けなかったんでしょう(苦笑)
ラストの中途半端さが返って怖いですよね。
どうなってしまったのだろうって。

白夜行」みたいな濃厚ミステリーが読みたいですね。

東野さん初心者の自分みたいな人にオススメの東野作品はありますか?

このままだと、東野さんの作品が苦手なのかも……と思ったままになってしまいそうなので、教えてもらえると嬉しいです。