No-music.No-life

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GOTH モリノヨル

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12月のある土曜日、森野夜は人気のない森に入っていく。そこは7年前に少女の死体が遺棄された現場だった。「死体をふりをして記念写真を撮る」つもりだった彼女は、誰もいないはずのそこで、ある男に出会う――。

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乙一×新津保建秀(写真)さんの本です。


乙一さんは、過去の作品を顧みないということで知られている(らしい)作家ですが、今回は映画化されたGOTHにインスパイアされ、急遽続編を書くことになったのだとか。

待望の新作、しかもあの「GOTH!」の番外編ということであれば、これは読むしかねえだろ!
という訳で、とても期待していたのですが。


番外編はともかくとして、この写真・・・・・・おかしいだろ!
パラパラと立ち読みしてたら、なんか女子のくせにうっかりエロ本を立ち読みしちゃって気まずくなったような(笑)気分になりました。

映画の森野を演じた高梨さんは、なかなか森野の雰囲気と合っていて、個人的に気に入っていたりしますが、この写真は一体何を撮りたかったのだろう?という疑問がまず浮かんできてしまいます。

何となく撮り方がエロイ?
というか、私が色眼鏡で見すぎなのでしょうか。

GOTHの世界観を出したかったなら、もうちょっとねえ、死体っぽい感じで撮るとか。

それとも高梨さんの魅力を出したかったなら、もう少し違うアングルとかにするべきだったのでは?と思える写真集です。

映画で死体のふりをしていたときの方が、よっぽどいい絵だった気がしますよ。
映画は微妙だったけど。


そして、本編はというと。
短編の上に、字が大きくて空白が多いので、相当頁数が少ないとみました。

すぐに読めちゃうので、物足りなさが大きいかな。

映画の企画本、と言った印象でしょうか。

乙一さんの今後の作品に期待します。。