MISSING(再読）

繊細な視線で描かれた物語が、心の奥底に潜むミステリアスな風景を呼び覚ます…。小説推理新人賞受賞作「眠りの海」ほか「祈灯」「蝉の証」など、4作品を収録した処女短編集。

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本多孝好さんの本です。

手元の図書館本を読みつくしてしまったため、一度読んだのですが、オークションで落札したこの文庫版を読むことにしました。

この作品は、本多さんのデビュー作にしてベストセラーになった一作でもあるらしいのですが、確かに凄いです。
文庫の最後のページを見たら、第33刷になっていました。

そして、久しぶりに読んだのですが、うん、確かに珠玉の短編集です。

どことなく全編に漂う「終わり」の予感。
乙一さんを彷彿とさせる、何処か冷静で淡々とした、それぞれの物語。

眠りの海・祈灯・瑠璃が特に好きです。

さて、ようやく本多さんの書き下ろし最新作「チェーン・ポイズン」が手元にやってきました。
明日から読みます。