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遍路

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東京で女優になる夢を諦めようとする娘と、どこまでも暴走する父(おとん)が、親戚宅で繰り広げるスリリングかつハートウォーミングな一週間。小説『グ、ア、ム』と対をなす、劇作家・本谷有希子の"善意"に満ちた最新戯曲。

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本谷有希子さんの最新作です。

先日、グ、ア、ムを読みましたが、今回は父の旅の話・・ということで読み始めたのですが、どのへんが旅なの?
舞台親戚の家じゃないっすか!笑


という、やっぱり本谷さんというか、期待を裏切らない展開でした。

実際に公演されたものの、脚本という感じですので、遭難、のような感じでしょうか。

巻末には、本谷さんの実父との対談も収録されていて、「え?!これ実話だったの?!」という驚きの発言などもあって面白いです。

ただ・・何ていうか、今回はいまいち話に入り込めなかったかなあ。
ドタバタ劇の中に潜む黒さが結構好きなんですけど、今回は少し中途半端感があったような。

ああ、でもますます劇団本谷有希子公演が観たくなってきました。
一回観てみたいなあ!