優等生の委員長と不良少女の淡い恋。できすぎたシチュエーションかもしれないけれど、すべてはそこから始まった。彼女が自力で自分の人生を立て直すことができたなら、十年後、あるものを渡そう―そして十年が過ぎ、約束の日がやってきた。しかし彼女は姿を見せず、代わりに彼女の夫と名乗る人物が現われる。彼女は三年前から行方がわからなくなっていた。居場所を捜し出そうと考えたとき、協力者として僕の脳裏にひとりの同級生が思い浮かぶ。かつて僕に、マッチブックの格好良い火の点け方を教えてくれた男が―約束を果たすため、ニューヨークの「暗闇」から帰ってきた青年が巡り合う少年少女たち、そして最高の「相棒」。期待の俊英が放つ、約束と再会の物語。
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小路幸也さんの本です。
いよいよ、この本を読み終わってしまったら、この続篇の「HEARTBLUE」と「うた魂♪」で小路さんを全制覇してしまいます・・・!
楽しみが一つ減ってしまう・・(泣)
今作は、ニューヨークから日本に帰ってきた主人公という時点で、敬遠していたのです。
何故って、私は外国が舞台の話がとても苦手なのです。
何故って、私は外国が舞台の話がとても苦手なのです。
てっきり、この話の主人公も日本人ではないのかと想いこんでいたのですが。
いやいや、生粋の日本人でした(笑)
男の子サイド(主人公と、もう一人の男の子の語り)、女の子サイド(これも2人の女の子の語り)で展開されていく話は、一見何の接点もないように展開されていくのに、最後の最後に繋がっていきます。
ただ、私があまりに気付かな過ぎたのですが、男の子サイドは2つとも同一人物の話なのかと思い込んでいまして。
最後の最後にあ、別人なんだと気付いてから少しテンパリました。
ああ、でも・・まさかの結末。
リアルな話から、最終的にそっちにいってしまうのね・・という予想外の展開についていけなかった私でした。
この巡矢が登場する続篇も、ばっちり借りてきました。
今度はもっと楽しめるかな?