No-music.No-life

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高く遠く空へ歌ううた

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港に霧が出た夜には「赤眼の魔犬」が現れ、次の日には必ず人が死ぬ―。高くて広い空に囲まれた町で暮らす、少年・ギーガン。また見つけてしまった10人目の死体。現場には革ジャンの男が現れ、「犬笛」の歌声が聞こえてくる。父さんはなぜ自殺したのだろう。謎の糸が少しずつ解けていく優しいミステリー。

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小路幸也さんの本です。
オークションで落札した文庫版を読みました。

デビュー作空を見上げる古い歌を口ずさむの続篇だそうです。

「解す者」「違い者」という言葉が再び出てきて、「空を~」で曖昧に書かれていたその設定がもっと詳しく書かれているのだろうか・・?
と期待して読んだのですが、3分の2くらいは全く前回の話とは接点がないような描き方をしているので、最後の最後に至るまでどうしても物語の世界観に入っていけなかったのが残念でした。

いや多分、読んでいる私自身が気がめいっているせいか、集中出来なかったからなのかもしれないのですが。


この設定は、やっぱり気になる。
どうしてこの世界に、解す者や違い者という存在がいるのか?とか、その宿命なんかがもっと詳しく知りたくなりました。