下町で古書店を営む四世代ワケあり大家族が、古本と共に舞い込む謎を解決します。泣いて、笑って、いろんな愛に気づいたとき…きっと家に帰りたくなる、下町ラブ＆ピース小説。
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小路幸也さんの本です。
読みすぎ！とか言われそうですけど（笑）
東京バンドワゴンの続篇です。
東京～を読んだ時は、そんなに面白い！と思ったわけではなかったのですが（雰囲気や、登場人物は味があって好きですが）、今作は小路さんの作品を読みまくっていたせいか、すんなりと入ってくる感じでした。
とにかく賑やかで複雑な事情をそれぞれ抱えた大家族の、昭和的な温かさがあるお話なのですが（大雑把に言うとですけど）、更に更に今作では家族が増えたりして！大変です。
これだけの登場人物が出てくるのに、ちゃんと書き分けていて、しかも読者にも分かりやすいのだから凄いとしか言い様がありません。
気になっていた、青とすずみさんの結婚後の話や、藍子とマードックさんの関係の進展・・それ以外にも、実はあの人はこの人を・・という展開もあったりと、面白いです！
これは映像化したら絶対いいと思うのですけど。
昨今忘れてしまった昭和の家族風景が、ここにあると思うんですよ。
今作の結末では、はたまた家族が増えそうな予感がひしひしと伝わってきていますが（笑）第三弾も出ているんですよね。
読むのが楽しみであります。
