No-music.No-life

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うたうひと

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誰にでもその人だけの歌(ストーリー)がある

恋人に、友達に、きっと伝えたくなる7つのやさしい物語

ギターが泣いている。最初にそう言ったのは誰なのか今となってはわからない。
奴がチョーキングすると音が泣き出すんだ。
あなたのギターを聴いているとわけもなく涙が流れてきます。
雨の中を歩けば、誰にも知られずに泣くことができる。
お前のギターがまさにそれだ。
weeping in the rain.
俺の代名詞になった。
それなのに。
(――「クラプトンの涙」より)

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小路幸也さんの最新刊?です。
予約したらすぐに手元にやってきました。

音楽がテーマの短編集です。
一つ一つは独立しているのですが、微妙に前の登場人物が出てきたりする感じと、テーマが音楽な所が先日読んだ豊島さんのカウントダウンノベルスと感じは似ていました。

豊島さんの方が、登場人物が日本人だし年齢層が近いので読みやすさはありましたけども。

私は基本的に、外国が舞台設定だとか、外国人が主人公だとか・・そういう話がとても苦手なのです。
カタカナの主人公っていうだけで、とても読む気がなくなってしまうというか。

今作は、日本っぽいけど外国が舞台っていう話もちらほらあったのですが、幾つかじーんとしてしまったりするものもあったし、思わずニヤリとしてしまうものもあったので、悪くはありません。

ただ、小路さんの本短編を初めて読んだのですが、中・長編向きな作家さんなんじゃないかなとは思いました。

凄く良いところで終わっちゃう感じが勿体無かったかなと。

個人的にクラプトンの涙笑うライオンが好きでした。

これから小路さんの本を制覇するために頑張ろうと思います(笑)
今日も2冊借りてきましたからね。

結構本を出している方のようなので、地道に読んでいこうと思います。