No-music.No-life

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春のオルガン

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きのう小学校を卒業した。今日から春休み。でもなんだか私の頭はもやもや。隣の家との争いが原因で、家のなかもぎくしゃく。ひょろひょろ頼りないやつだけど、私の仲間は弟のテツだけだ。私たちはいっしょに家の外を歩きはじめた。小さな沼。広い空の下の川原。ガラクタ置場でのら猫にえさをやる不思議なおばさん。そしてある日、私たちはもう家に帰らないで、捨てられた古いバスのなかで暮らそう、と決めた…。

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湯本香樹実さんの本です。

この作家さんって夏の庭の作家さんだったのか!
読み終わってプロフィールを見て、初めて知りました。

画像の通り、最近文庫化して発売したらしい今作。
実際読んだのは文庫ではないのですが、この文庫の装丁を書いている人が好きなんですよね。
で思わずジャケ買いしそうになったのですが。
とりあえずは図書館で。


うーん、うん。
買わなくて良かったかも。。

悪くはないのですが、別段もう一度読みたいとも思わなかったというか。

小学校を卒業し、受験に失敗し皆と同じ中学校に通うことになった私。
隣の家と折り合いが悪く、家の中では父と母の仲が悪い。父親は時々しか帰ってこない。
おばあちゃんは死んでしまい、おじいちゃんは物置から壊れたものを取り出しては直したりしている。

唯一の仲間は、図鑑などの本を読むのが好きな弟。

弟と私は、近所のガラクタ置き場でのら猫にえさをあげる不思議なおばさんと出会う。

ここ最近ずっと悪夢にうなされる私。
そして―

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最後の方で、おじさんが倒れちゃったのはやっぱり主人公のせいなんでしょうか?
何となく曖昧で、しかもその設定自体がちょっとうーんという感じで。。

のら猫にえさをあげるおばちゃんは、もっと変な感じでも良かったかもと思う。
意外と普通に体調を崩したりと、普通の人だったので逆にえ?という感じでもありました。

児童書としては、悪くないと思います。
でも、まあ普通でした。

夏の庭は、書店でよく推しているのを見るので、予約してみました。
面白かったらいいなあ。