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The Book jojo's bizarre adventure 4th another day

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ジョジョ」20周年を記念して、乙一渾身の小説化。「週刊少年ジャンプ」「ウルトラジャンプ」誌上で絶大な人気を誇る荒木飛呂彦氏の長期連載『ジョジョの奇妙な冒険』を稀代の若手作家乙一氏が構想・執筆に2000日以上をかけ、渾身の小説化を実現。

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荒木飛呂彦さん原作の「ジョジョの奇妙な冒険」のノベライズ版を、あの乙一さんが執筆した!
ということで、話題になっていた本です。

いや、なかなか読む気にならなかったんですよ。実際のところ。
理由は簡単です。

私、ジョジョがどういう話か知りません・・!


という訳で、名前しか知らないジョジョの小説を乙一さんが書いたということでしたが、読む機会がなく。
そうしたら、地元の図書館に誰にも借りられずにひっそりと置いてあったので借りてみました。

あら? 予想外に面白いじゃないの!

というのが読んだ感想。
ただ、スタンド使いって何ですの?!

現代劇なのに、魔法?みたいな違和感があって、ああこれこそがジョジョの世界だったんですね。

ジョジョを知らない人は多分面食らうと思います。

但し、ファンタジーで現実世界の話だと思っていなかったので、とても読みやすく感じました。

また、乙一さんらしく人間の黒い部分なんかは今回も丁寧に書き込まれていて、特にオリジナルストーリーとなる、「ビルの隙間に1年もの間閉じ込められた女」の話は、読み手にまで迫るものを感じました。


しかし・・理解力のない私は、結末がいまいち理解出来ていません。
これは、一体どういうことなんでしょう?

誰か解説を・・笑


ともあれ、久々に乙一さんを読んだー!という達成感はあります。
本の装丁自体も、この物語の中に出てくる「THE BOOK」を模しているようなので、なかなか興味深いです。
但し分厚いですけどね。