さまざまな生き物をキーワードにして次々あふれ出す抱腹絶倒46編。そのうえイラストはオールカラー。
---
さくらももこさんの本です。
ももこの話をさくさく読み終えてしまったので、続いてこちらも読み終わりました。
さくらさんは、生き物が大好きなんですねえ。
しかも青虫とか、おたまじゃくしとか、鳥、亀、アリ、犬、魚・・ジャンル問わず愛しているんだなあというのが分かる一冊。
しかも青虫とか、おたまじゃくしとか、鳥、亀、アリ、犬、魚・・ジャンル問わず愛しているんだなあというのが分かる一冊。
しかしこの中にGが入っているので、もしや・・さくらさんのような人になると、Gまで好きとか言っちゃうのか?!と思ったら、そんなことはなかったので安心しました。
この中に、カブトムシの幼虫・サナギ・成虫という章があったのですが、この話だけはリアルに思い出しながら読めました。
ええ・・
実は昔。
実は昔。
というか、カイコの幼虫とか金魚、ザリガニ、カブト虫、色々育てましたよ。
当時はこんなに虫や昆虫が嫌いだったわけではない・・という訳ではなく、兄が男の子ならではの『虫好き』だったという、ただそれだけなのですが。
当時はこんなに虫や昆虫が嫌いだったわけではない・・という訳ではなく、兄が男の子ならではの『虫好き』だったという、ただそれだけなのですが。
兄と一緒に、近所の林にカブト虫を取りに行ったりしてましたし。
で、その途中に蜂の巣を踏んだか何かで、全身を蜂に刺されたことがあります(苦笑)。
で、その途中に蜂の巣を踏んだか何かで、全身を蜂に刺されたことがあります(苦笑)。
それで、秋あたりでしょうか。
肌寒くなってきた林の中に、土がこんもりともられているところが何故かあったんですよ。
そこには冬眠中のカブト虫の幼虫が沢山いて、兄はそれをもらってきて育てる事になったのです。
肌寒くなってきた林の中に、土がこんもりともられているところが何故かあったんですよ。
そこには冬眠中のカブト虫の幼虫が沢山いて、兄はそれをもらってきて育てる事になったのです。
このエッセイの中に「カールのような姿」という形容があるけれど、まさにスティックじゃない普通のカール(塩味)に酷似しています。
キモイです。想像しただけで鳥肌立ちます。
キモイです。想像しただけで鳥肌立ちます。
それを土の中で育てていき、いつしかサナギ(茶色になって、カブト虫みたいな形になっていくのですが、リアルすぎてキモイ)になり、立派なカブト虫に成長しました。
が・・育て方が悪かったのか、自然とは違うせいなのか、成虫になっても何処か弱弱しく、すぐに死んでしまった記憶があります。
金魚は近所の猫に食われて死に、カブト虫は死に、ザリガニは共食いをし、おたまじゃくしはカエルにかえってしまい自力で逃げ出し・・
あまりいい思いではなかった気がします。
ああ、でも・・よく同じ屋根の下に虫と一緒に暮らしていたなあと思います。
今なら鳥肌ものです。
今なら鳥肌ものです。
将来男の子が生まれて昆虫を飼いたいと言われたらどうしよう・・と真剣に思った私でした。