色をめぐる人気作家11人のアンソロジー
世界は色でできている。けれど、あの思いが込められているのはただ一つ――。黄・青・黒・桃・赤・ターコイズブルー・金・銀・白・深緑・灰色。色をテーマに11人の作家が描く珠玉のアンソロジー。
世界は色でできている。けれど、あの思いが込められているのはただ一つ――。黄・青・黒・桃・赤・ターコイズブルー・金・銀・白・深緑・灰色。色をテーマに11人の作家が描く珠玉のアンソロジー。
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アンソロジーって結構一人の作家が目当てで読むのですけど、一冊丸々読んで満足したのって、I LOVE YOUくらいかもしれない。
大抵満足しないことが多いんだよな。
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黄色い冬/藤田宜永 空の青さを/宮下奈都 真っ黒星のナイン/松樹剛史 ももいろのおはか/豊島ミホ 緋色の帽子/池永陽 ターコイズブルーの温もり/永井するみ 金色の涙/宮本昌孝 銀の匙キラキラ/水守サトリ さよならの白/関口尚 ふかみどりどり/朝倉かすみ 色色灰色/花村萬月
色をテーマにしたアンソロジー小説ですが、読んだ事のある作家さんは豊島さん、関口さん、池永さんだけでした。
豊島さんは、くだけた文体なのに読後感の余韻が一番良かったと思います。