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しゃばけ

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江戸有数の薬種問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う…

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畠中恵さんの本です。
ずっと予約していたのですが、なかなか手元にやってこず・・そうこうしているうちに、地元に普通においてあったので借りてきて、ようやく読みました。

本好きの皆さんが一押ししていたので、とても楽しみにしていました。
先立って放送したドラマは見ていたので、すっかりそのイメージになっていたのが自分的に残念でしたが、今作はドラマの内容と同じだったのでそうかあのシーンはこういう事だったのね!と思いながら読みました。


が・・
絶対的に内容は面白く、それぞれの妖達は個性的なキャラばかりなのに。
何でだかページがなかなか進まない。

それは、一太郎だったり若だんなだったりとちょこまかと定まらない書き方だからなのかとも思いました。
が、分かりましたよこの違和感の正体。

「、」がやたらと多いからだ!

冒頭部分から、何だろう?読みづらい気がする。おっかしいなあ。気のせいかな。
と思っていたのだけれど・・

例えばこういう文章。

「前も後ろもない、うっかりその闇の中に踏み込んだら、そのままおちていきそうな、ひやりとする暗さ。」

この時点で既に三つも「、」があるわけですよ。
そういうのが続いているので酷く読みにくく・・ただそれだけが残念でなりませんでした。

ただ、これはまだ最初の作品なんだろうから、きっとこの後に続くこのシリーズはもっと普通になっているはずだよね?
と望みをかけながら読んでみようと思いました。