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冷たい校舎の時は止まる<中>

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不可解な現象によって突然校舎に閉じ込められてしまった8人を、ジワジワと侵食し始める恐怖と不安。張り詰めた緊張感の中、グループの一人が忽然と消えた…。未だに思い出すことができない級友の名前。少しずつ明かされていく、それぞれの心に潜む闇。5時53分で止まっていたはずの時計は、次に消される人物と深まる謎に向かって再び時を刻み始めた-

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辻村深月さんのデビュー作、中巻でございます。
上巻はそこまで物語の中に入り込めない感じだったのですが、いやいや・・さすがです。

中巻から一気に加速する物語の展開。

校舎の中に閉じ込められてしまった8人のうちの誰かが、学園祭の最終日に屋上から飛び降りて自殺した。何故かその人物の事を思い出せないそれぞれの戸惑い、そしてその人物に支配された空間に閉じ込められているという信じがたい事実。

やがて、再び止まっていた時計が動き出した時、一人、また一人と姿を消していく。

奇妙なマネキン人形と、紛れもなく本物の血を残して・・

果たして自殺した人物とは一体誰なのか?
そうして最後に残されるのは・・

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中巻では、とうとう4人もの人物が消えてしまいます。
今は既に下巻を読んでいる所なのですが、続きが気になって気になって仕方がありません。

意外な人物が自殺した人間なのか、それとも・・

でも、この話にはこの作家と同じ辻村深月という人物がいるのですが、多分話の中でも重要なキーパーソンになっているのだろうことは確かであろう。

明日で読み終わるだろうと思われるので、今からドキドキしています。