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きみはポラリス

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これって恋or愛?いえ、これこそ恋愛そのもの。世間の注目も原稿の注文も「恋愛」のことばかり。なら、とことん書いてみようじゃないの!ということで生まれたただならぬ「恋愛短篇集」。初恋、禁忌、純愛、結婚、信仰、偏愛、同性愛…本気で恋し、だれかを愛したいなら読むしかない!われらの時代の聖典

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三浦しをんさんの本です。

少し久々に読んだ気がします。
地元の図書館、品揃えが悪いんですよ。

これは短編集です。
気軽に読めましたし、なかなか良作揃いでしたね。
うん、楽しめました。

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永遠に完成しない二通の手紙
裏切らないこと
私たちがしたこと
夜にあふれるもの
骨片
ペーパークラフト
森を歩く
優雅な生活
春太の毎日
冬の一等星
永遠につづく手紙の最初の一文


アンソロジーで、幾つか読んでいるんだなあとこれを読んで気付きました。
三浦さんを知っているようで知らないときにさりげなく読んでいた短編も今回収録されてましたね。

それぞれ、裏テーマのようなものが三浦さんの中であったらしいです。
最後にこういうテーマで書きました、という参考が載っているのでそれを観ながら読んでいくと、また違った風に読める気がします。


同性への恋、恋人達の秘密、夫の浮気、禁忌、初恋・・

様々なテーマから描かれる短編は、どれも違った味わいをみせて面白い。

中でも、犬の語りの「春太の毎日」はほのぼのとさせられました。

少しミステリー風味な趣があったり、楽観的に読めるのもあったり、最後まで飽きない一冊になっていると思います。
ぜひ♪