No-music.No-life

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レインツリーの国

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きっかけは「忘れられない本」そこから始まったメールの交換。あなたを想う。心が揺れる。でも、会うことはできません。ごめんなさい。かたくなに会うのを拒む彼女には、ある理由があった―

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図書館戦争有川浩さんの本です。

図書館戦争シリーズの2巻にも登場するこの「レインツリーの国」。
微妙に気になって、今日図書館で借りてきました。

・・ぬわぁ・・!
何なの!この極甘な恋愛はっ!

とのたうちまわりたくなるような、恋愛が繰り広げられておりますが、今回その主人公「伸」が出会ってしまった相手は中途失聴者の女の子「ひとみ」。

故に健聴者である伸とは、会う度にすれ違うことも多い。

ひとみにとっては、自分の苦しみなどわかってもらえないという思いと、同情されたくないという反発心があるせいか、素直に甘えることが出来ない・・

で、すれ違うのだけれど・・最後はちゃんとハッピーエンドです。


と、ただの恋愛話として読んでも私は実は好きです、こういうベタ甘な恋愛小説。

しかし、今回中途失聴者の彼女が出てくるという訳で、世間からの目だとか差別だとか、その障害についても私自身なんて無知だったのだろう・・と思い知らされたことが沢山ありました。


そして、現代的な出会いであるネット上で知り合って恋愛へ・・というパターンなのだけれど、言葉を大切にするひとみのような存在と、それをちゃんと読み取って好意を持つ伸みたいな人が一体どれだけいるんだろうなあとか思いました。

それでも、ああ・・いいなあ、恋したいなあと思ったのは確かです。

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石田衣良さんの本で、ネットで知り合って恋愛というのがあったけれど・・あれが現実的な話なんだろうなあ。

けれど私はこの本みたいな恋愛に憧れてしまう。

というか、関西弁っていいよね(笑)