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ドアD

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脱出する唯一の方法はたった一つ……それは、友を殺すこと。;「あと何人殺せば、この地獄から解放されるのか?」大学生の松浦優菜たち8人が目覚めたのは、施錠された鉄製のドアを備えた見知らぬ一室。ドアの真向かいの壁には、スイッチと黒い穴があるだけだ。自分たちは拉致されたのか?一体誰が、何の目的で? 壁にあるスイッチを押すとドアの鍵は開くが、外に出ようとスイッチから手を離すと、ドアは凄まじい勢いで閉ざされてしまう。ドアは、スイッチを押し続けている間だけ、開く仕組みになっているらしい。不安が広がる中、突然、黒い穴から水が噴出し、部屋は瞬く間に水で満たされ始めた。溺死を免れるためにドアを開けるには、誰か一人が部屋に残り、開錠のためのスイッチを押し続けなければならない。友情、裏切り、期待、絶望……。それぞれの思惑を胸に、剥き出しになる人間の本性。殺人ゲームの勝者は誰だ!? そして、ドアの向こう側で生き残った人間を待ち受けるものとは?

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山田悠介さんの本です。

この人の本は、さくっと読めるのがいいよね。
突拍子もない感じではあるのだけどさ。

でも、今回はなかなか怖さが出ていたんじゃないでしょうか。

若干乙一さんのSEVEN ROOMSと被っている感はあるけども。

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大学のテニスサークルの飲み会。

クリスマスを控えた夜、仲間達と解散した記憶を最後に、仲間達の記憶は途切れていた。
そして目が覚めると、部屋の中に閉じ込められていた。

スイッチと黒い穴がそこにはあるだけ。

やがて、スイッチを押している間はドアが開くということに気付いた仲間達。
しかし、そのためには誰かが犠牲にならなくてはならない・・

穴からは水が溢れ出している。
そうして、最初の一人が犠牲になっていく-

このドアは何処まで続くのか、誰が生き残るのか・・そうして、最後に残された者に待ち受けるのは-

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これは、結末にちょっとショックでした。

延々このシリーズで続けていけるよな、っていう終わり方でした。
一体誰が、何の目的でこんなことをしているのか、っていうのが明かされないので続編とか書いてみるのはどうでしょう、山田さん(笑)

これで137冊目です。
一日一冊読んでいけば、150冊は可能ですが・・無理です。

今はようやく重力ピエロを読んでいます。
が、次に控えるのは「図書館内乱」「図書館危機」「ゴールデンスランパー」「ホルモー六景」・・

ほとんど一日で読める厚さじゃない本ばかり・・
あああ・・。