超有名進学校の、さらにエリート中のエリートだけが選りすぐられたクラスが、正体不明の武装集団に占拠された。人質とされた性格最悪の担任教師を救うには、広大な校舎の各所に隠された2,000ものピースを探し出し、パズルを完成させるしかない。タイムリミットは48時間。狂気のパズルは果たして完成するのか?武装集団の目的とは?いま始まる究極の死のゲーム。
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山田悠介さんの本です。
凄く久しぶりに読んだな。山田氏。
1981年生まれって・・うちの兄と一緒じゃん!っていうか、2つしか歳変わらないってことは、まだ26歳!?
若っ!
若っ!
今作は、山田さんが22歳の時に書いたものだそうです。
相変わらず突拍子もない話だけど、割とすんなり読める山田マジック。
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超有名進学校のエリート中のエリートが集う三年A組。
その中でもトップの成績を誇る湯浅茂央は、両親にただ従い毎日がクラスメイトとの成績の争いを繰り広げる日々に嫌気が差しつつも、現状を打破できずにいた。
三留は銃で撃たれ、もがき苦しんでいる。
そこに残されたのは、三年A組の生徒達。
間に合わなければ・・担任の命はない。
そんな条件に、反対意見は出るものの挑戦することになったクラスメイト達。
常に学力で競いあってきた相手。
団結力の欠片もなく、反発し逃げる者や、反則を犯すものがいて・・
団結力の欠片もなく、反発し逃げる者や、反則を犯すものがいて・・
三留はついに心臓を打たれ、死んでしまう。
更にゲームが進むうちに、クラスメイトの誰かが逃げ出すようなことがあれば容赦なく打つと脅される。
最初は順調に見つかっていくパズルの1ピース。
完成図のないまま完成させなければならないパズルも、ようやく全体像を把握することができ完成に近づく。
完成図のないまま完成させなければならないパズルも、ようやく全体像を把握することができ完成に近づく。
そして、残り1ピース。
時間は迫る・・
果たして、茂央達はタイムリミットまでにパズルを完成させることが出来るのか・・?
そして、武装集団の意外な素顔があかされて-
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まず、このエリート学校という設定がありえないよね。
で、主人公の親とかもありえない。
で、主人公の親とかもありえない。
しかもいきなり学校が占拠されるって。
しかもパズルって。
しかもパズルって。
とか思いながら、そんな突拍子もない設定は山田さんの得意分野。
淡々と物語は続いて行きます。
今まで読んだあそのこ席とかAコースとかがとんでもなく突拍子もない設定だったので、今回は意外とあっさりとした謎解きだった印象を受けました。
最近好きな作家の本を結構制覇してきてしまったから、ぼちぼち山田さんを制覇していこうかな。
割と本出している人だけど、他のも相当突拍子もないんだろうなあ・・
とりあえず、微妙にずっと気になっていたリアル鬼ごっこを予約してみた。