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14歳の本棚-初恋友情編-

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中学生なら友だちと恋が最優先!人生で一度きりのかがやきにあふれた素敵な小説を、文庫いっぱいに詰め込みました。いらだちと不安をぶつけ合いながらも、かわらぬ友情を誓ったあの日。初めて異性に感じた切なさに眠れなかったあの夜。子どもから大人への通過点で出会うさまざまな風景が、あなたのなかの十四歳の心を懐かしく呼び覚まします。

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石田衣良 びっくりプレゼント
志水辰夫 仮面の告白(抄)
山田詠美 ひよこの眼
三島由紀夫 旅立ち
笹生陽子 サンネンイチゴ(抄)
三田誠広 いちご同盟(抄)
中場利一 岸和田少年愚連隊(抄)
佐藤多佳子 ホワイト・ピアノ

いや、完全に騙された。

私がバカなんだけど、石田衣良さんと笹生さんと三田誠広さんと佐藤さんときたら、これは読みたい!と勢いこんで読み始めたら・・・

あれ?何か読んだことありません?


というか、もうタイトルに覚えがある。

石田さんは4TEENで、佐藤さんはサマータイムで読んだ!

サンネンイチゴは、笹生さんとの出会いの本だし、いちご同盟はお気に入りの一冊・・

ほとんど読んでるやん!

とガッカリして、それでも再読。

短編として収録されているのはまだしも、いちご同盟やサンネンイチゴは、抜粋なので中途半端さが逆に気になる。

また本編を読みたくなってしまう感じ。

いちご同盟は、冒頭が印象的な小学生の自殺前の詩「どうせみんな死んでしまうんだ」というものと、主人公が病気の少女に告白するシーンがとても印象的なので、そっちを抜粋した方が良いんじゃ・・などと思ったり。

そして、三島由紀夫・・かなり有名な作家なのですが、読んだことがなかったが・・なんとも不思議なこれは、同性愛なのか?
それでいて、昔の語り口調なので読みにくい・・(三島ファンの方、すいません)
そして長い。
理解出来ない話だった・・。

が、意外と面白かったのがかの有名な岸和田少年愚連隊'であります。

軽快な語り口調と、喧嘩に明け暮れる日々、楽観的な両親、親戚、街の人間・・
喧嘩でボコボコにされて、多分体中酷いことになっているだろうに、何だか温かみを感じてしまう不思議な話でした。

シリーズで続いているものらしいですね。
気が向いたら読みたいかもしれない。

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しかしこれ、文庫なのに読むのにかなり時間がかかった。

何か同時進行で別の本を読み始めてしまったり(今は、三崎亜記さんの「失われた町」を読んでいる)、日にちが空いてしまったり・・どうにもこうにも疲れました・・

そして、予約した本がどんどん手元にやってくる。

今日は吉田修一さんの初恋温泉が手元にやってきて、未読本が8冊も。

うち、7冊が図書館本、1冊が買ったやつ、で、今読んでいるのも図書館本なので、期限内に返せるのかかなり危ういです。

あ~なんか時間がないのだよ。
仕事中の暇な時間を読書にあてたいとか切実に思うこのごろ。