さわ子、まゆみ、舞、ゆかり-----
ネット上で少女たちがつくりだす物語。
それは、虚構のなかの戯れか?
それとも、現実の世界の恐怖なのか?
石崎洋次さんの本です。
タイトルと、内容を読んで・・前からずっと気になっていたのですが、古本屋で見かけて即購入してみました。
『虚構の世界でいっしょに遊びませんか。』
そんなメールが主人公さわ子の携帯に届く。
その内容は、四人の登場人物のうちどれか一人を選択し、その人物になりきって架空のストーリーを作っていくというもの。
主人公は「中学生の女の子」
主人公が好きな「家庭教師の大学生」
主人公を「ストーカーしている男」
ストーカーを追う「女刑事」
さわ子、まゆみ、舞、ゆかりという実在の人物が役になりきりストーリーを紡いでいく。
最初は楽しいと思えたものが・・少しずつ形が歪み始め。。
これは現実の話なのか?
それとも虚構の世界の話なのか?
読み進めていくうちにどんどん分からなくなってきます。
そして、解き明かされる幾つもの謎。
ぜひ一度、読んでみてください。
決してホラーではありません。
だけど、何だかちょっと背筋がぞくっとしてしまう、そんな本です。