No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

チェーン・メール ずっとあなたとつながっていたい

イメージ 1

さわ子、まゆみ、舞、ゆかり-----
ネット上で少女たちがつくりだす物語。
それは、虚構のなかの戯れか?
それとも、現実の世界の恐怖なのか?

石崎洋次さんの本です。
タイトルと、内容を読んで・・前からずっと気になっていたのですが、古本屋で見かけて即購入してみました。

『虚構の世界でいっしょに遊びませんか。』
そんなメールが主人公さわ子の携帯に届く。

その内容は、四人の登場人物のうちどれか一人を選択し、その人物になりきって架空のストーリーを作っていくというもの。

主人公は「中学生の女の子」
主人公が好きな「家庭教師の大学生」
主人公を「ストーカーしている男」
ストーカーを追う「女刑事」

さわ子、まゆみ、舞、ゆかりという実在の人物が役になりきりストーリーを紡いでいく。
最初は楽しいと思えたものが・・少しずつ形が歪み始め。。

これは現実の話なのか?
それとも虚構の世界の話なのか?

読み進めていくうちにどんどん分からなくなってきます。

そして、解き明かされる幾つもの謎。

ぜひ一度、読んでみてください。
決してホラーではありません。
だけど、何だかちょっと背筋がぞくっとしてしまう、そんな本です。