「音楽」記事の更新、凄く久々になってしまいました。
私は滅多に女性ボーカルの歌を聴きません。
有名なアーティスト、売れている人、女性にも支持される女性歌手の皆さんの、誰一人にも心動かされないのです。
結果、持っているCDは九割型男性ボーカルのものです。
しかし、例外というのは・・何事にもあるものなのであります。
そんな例外的に好きな女性アーティストの音を紹介したいと思います。
☆capsule(カプセル)☆
http://www.capsule-web.com/
中田ヤスタカ(Art-director/CO-producer)が、VOにこしじまとしこをフィーチャー、というスタイルで活動を続ける『capsule(カプセル)』。ボッサ・ラウンジ・ハウス・モンド・フレンチ・ブレイクビーツなどを取り込んだ、インテリアポップミュージックとも言うべきサウンドが中心。曲はもちろん、ジャケットデザインやPVのアートディレクションも中田ヤスタカ自らの手によるもの。そのキュートなファッション性から、インテリアショップや雑貨ショップなどに並ぶことも多い。
(HPより抜粋)
というくらい(抜粋しなくては説明できないくらい)このアーティストに詳しくありません。
しかし、好きなんです。
カプセルとの出会いは、生涯この友達以上に音楽の趣味が合う人はいないだろう!という知人がMDに入れてくれた「ハイカラガール」というアルバムでした。
全曲ではなく、何曲かを入れてくれたのですが・・・
凄いいいんです。
一番に声が好き。
女の人独特の高過ぎる声ではなく、低すぎず・高すぎず・・の適度な声。
聴いていて癒やされるんです。
耳によく馴染んで。
そして、このサウンド。
ポップで、キュート!という言葉しか浮かんでこないかも。
特に最近のサウンド傾向としてはファミコン音楽みたいな「ピコピコ」している感じなんですが、ボーカルを乗せると全然違和感がなく。
サウンドと声の調和が保たれている感じなのです。
私的には初期の頃の音源が好きなんです。
「ハイカラガール」というアルバム。
女の子の恋する不安を、軽すぎず、重過ぎない程度に歌い上げてしまう。
女の子なら、きっと誰もが共感できてしまうのではないかなあ。
『花火』『壊れた時計』『愛してる愛してない』『カクレンボ』『東京喫茶』が特にお薦め♪
最近?では、ハウス食品(宮崎ハヤオ監督の絵が使われた)のCMで「レトロメモリー」という歌が使われたので、知っている方もいるかな?
この歌もレトロな雰囲気がたっぷりで大好きな一曲です。
☆SHUUBI(シュウビ)☆
http://www.shuubi.com/top.html
最近全く活動していない?と思っていたら、7月にアルバムが出るらしい。
シュウビと出合ったのは、高校一年か二年くらいかな。
確かラジオで「雲よ月を覆ってしまえ」という歌を聴いたのがきっかけだったと思います。
結構独特の歌い方だし、外見的には特に目立つような人ではないかもしれません。
でも・・歌詞ですかね。
恋愛系の歌詞を主に書いていらっしゃるのですが、恐ろしくマイナス思考なんですね。
「ちょっと心配です 友達と飲んでる ホントなのかな すごくこまるんです 一緒に居ないとき
結構気にしてます 気にし過ぎて 嫌がられなければいいけど」
「この胸騒ぎは何だろう 根拠のない独占欲が あの人の気持ちなんて 知らない 分からない」
「会いたい 会いたい 淋しくても 会いたい 会えない人がいる」
聴いていると「会いたい」というフレーズが多いのに気付きます。
だからこそ、自分の恋愛状況に応じて共感度が増したりするのかなあ。
特に一番好きなのはファーストアルバム「愛の種目」
ぜひ一度、お試しください。
☆リリイ・シュシュ☆
http://www.linkclub.or.jp/~keisuke/lily/
以前お薦めの本で紹介した「リリイ・シュシュのすべて」という映画の中で使われた音楽です。
ボーカルのSalyuがリリイ・シュシュという架空のアーティストとなり、実際に音源も出されました。
映画の中で、大きな役割を果たしている「リリイ」の歌声は、CD音源化されたものを聴いても衰えることはありません。
嫌な事がありすぎて、どうにもならなくなったら・・聴いてみてほしいです。
「回復する傷」の不思議な透明感。
「アラベスク」の浮遊感。
深い深い闇の底から・・少しずつ上昇していくような。
アルバム「呼吸」を聞いてみて下さい。
リリイの不思議な魅力に・・いつの間にかはまってしまいます。