部下の自殺をきっかけに自身もうつ病に罹り、会社を辞め妻子とも別れ、何もかも壊して故郷・博多に戻った精一郎。九年前にがんを発症し、死の恐怖から逃れようとするかのように、結婚と離婚をくりかえす敦。小学校以来の親友であるふたりの男は、このやるせない人生を受け入れられるのか―。
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白石一文さんの本です。
初めて読んだ作家。
地元の図書館って、どうにも本の揃いが悪くて・・
有名な作家の本も一冊しか置いてないから借りられているし、そもそも置いていなかったりも多いし。
有名な作家の本も一冊しか置いてないから借りられているし、そもそも置いていなかったりも多いし。
・・で、そろそろ何か発掘してみようと装丁が気に入って取ってみたこの本。
借りられていないのには、理由があるのですよね。それ相応の。
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主人公が50代男性。
で、その親友のあっちゃんとの関係を主に描いた話。
で、その親友のあっちゃんとの関係を主に描いた話。
主人公は、部下を自殺で亡くしたショックから鬱病になってしまう。
浮気の果てに、離婚をし、妻と息子と別れ・・仕事を辞めて生まれ育った町に戻ってきた。
退職金で細々と暮らしながら、まるで正反対の生きかたをしてきた親友との交流を描く。
親友は、癌におかされていたものの奇跡的に病状を回復。
しかし脳の転移が見つかり・・
しかし脳の転移が見つかり・・
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とまあ、これを読んだ時点で楽しそうじゃないというのは明らか。
文章としては読みやすいのだけど・・
どうにも感情移入は無理でした。
どうにも感情移入は無理でした。
ただ、鬱病になるまでの経緯とかはリアルだった。。