平凡な一人の男が、天を衝く塔を崩壊から救う。高さ2キロメートルの塔が幾多の危機を越え、雲を分け聳え続けるのだ。世界を救うのは、夢みる力!魂の冒険と愛の発見の物語-
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石田衣良さんのこの時点では、最大の長編だそうです。
何度途中で諦めようと思ったことか・・・。
9・11テロ事件に感化され、石田さん初のSF小説でもある今作。
私は・・苦手でした。
そもそも、SFの類とか舞台が外国とか、時代小説とか・・その辺のものが苦手なんですね。
で、石田さんの作品は今までどれもが現代を舞台にしたものだったせいか、とても読み慣れなかった。
で、3分の2まで読むのがかなり辛い・・
結構ダラダラしている印象も受けてしまったのだけど、後半は割とすんなり読めたのは・・ラストが急ぎ過ぎているせいなのかな?
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43歳にして、脳腫瘍を煩い余命2ヶ月と診断された周司。
頭が割れるように痛み出し、気付けば周司の精神だけが200年後の未来へと飛ばされていた。
幼い少年少女が、テロリストとなり、人を殺し、狂った世の中である。
周司の精神が宿った肉体は、セノ・シューという位の高い位置にいる人間であった。
現代と未来を行き来する間に、周司は魔の病原体、黄魔を治す絶対的な薬を開発するべく・・仲間が一人、また一人と死んで行く中立ち向かっていくのだが・・
ついにシューの体が黄魔に侵され始めて-
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前半が長かった割に、後半があっけなく終わっている感じが否めません。
でも、近未来SFものが好きな人にはたまらないと思いますけどね。
そして、今日・・
宇都宮をなめてました。
即買いしたのは言うまでもありません。