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Love Letter

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今、最も輝きを放つ11人の作家が、それぞれの「ラブレター」に想いを込めて描く恋愛小説アンソロジー

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石田衣良さん目当てです。
というか、石田さんは相当な量の本を出しているのにも関わらず、アンソロジー系も沢山参加しているので・・キリがない。

それでも地道に読み続ける私。

最近豊島さんもアンソロジー系に参加しているので、ファンとしては全部極めたくなるのが性ってもんよ。

無謀だけどね。

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石田衣良 ありがとう
島村洋子 空
川端裕人 ラブレターなんてもらわない人生
森福 都 再会
前川麻子 ミルフィユ
山崎マキコ 音のない海
中上 紀 水槽の魚
井上荒野 虫歯の薬みたいなもの
桐生典子 竜が舞うとき
三浦しをん 永遠に完成しない二通の手紙
いしいしんじ きまじめユストフ


大事な人が死んでしまう系が石田さんと桐生さん(じんわりと切ない)
同性に恋系が森福さんと三浦さん(三浦さんの話は、それを感じさせない柔らかな話。好きです)
妹と私の関係みたいな姉妹を描いているのが島村さん。
ニヤリと笑ってしまうのがいしいさん。
川端さんと井上さんは自然に読める話。

微妙だったのは、山崎さん。あとよく分からなかった話が中上さんですかね。

山崎さんの話は・・出来ればこういう短編には入れて欲しくなかったかもっていう内容。

DVと借金と、娼婦と・・

どうしようもない男に手紙で語るような語り口なんだけど・・読んでいて辛い。

いっそ読んでいて温かくなる話ばかりが多いのだから、こういう話は入れないで欲しかった・・


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手紙なんて、今時書く人いるんですかね?

私は未だに書いちゃう人なんですけど。


昔喧嘩した友達に手紙で謝ったりしたし、友達に誕生日おめでとうっていうさりげないポストカードを添えたり。

メールが主流の世の中、電話が嫌いな私はやはり温かみの感じられる手紙って好きです。

流石に付き合っている人とかから手紙はもらったことないですが。

あまりに真剣に書いてあっても怖いけど、一度もらってみたいものです。
泣いちゃうかもなあ(笑)

いや、引くかもしれんけど。

でも、手紙って素敵です。