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10人の作家による短編集。
以前ゆうきさんのブログで、この記事を読んで実はずっと気になっていたのです。
図書館で見つけたときは、即借りましたけどね!
01.水晶の夜、翡翠の朝 / 恩田陸 02.みたびのサマータイム / 若竹七海 03.水仙の季節 / 近藤史恵 04.攫われて / 小林泰三 05.階段 / 乙一 06.ふたり遊び / 篠田真由美 07.還ってきた少女 / 新津きよみ 08.闇の羽音 / 岡本賢一 09.ラベンダー・サマー / 瀬川ことび 10.天狗と宿題、幼なじみ / はやみねかおる
恩田さんの話は、理瀬シリーズに出てくるヨハンが主人公の話でした。
そうだと思って読んでいなかったので、名前が出てきて飛び上がる程喜びました(大袈裟じゃなく・笑)
そうだと思って読んでいなかったので、名前が出てきて飛び上がる程喜びました(大袈裟じゃなく・笑)
怖かった話は、攫われてと階段と闇の羽音。
闇の羽音に至っては、ハチが気持ち悪くなります。
というか人間に卵を産み付けて、人間の中身を食い尽くして成長する・・みたいなとんでもない話です。
というか人間に卵を産み付けて、人間の中身を食い尽くして成長する・・みたいなとんでもない話です。
人と同じ大きさのハチが襲い掛かる様子は、想像しただけで恐ろしい!
そして、乙一さんの階段。
母の実家の、古い家の階段を連想しました。
昔の階段って、急だし暗くて底が見えないし、何であんなに心細いのでしょう?
それに、子供が困り果てている姿を楽しんでいるようなあの父親・・怖いです。
それに、子供が困り果てている姿を楽しんでいるようなあの父親・・怖いです。
父のいる一階に行くと、息が詰まるように自分の意思とは反した事(反抗したいけど出来ないだとか)しか出来なくなってしまう、幼い姉妹と母が切なかったです。
また、最後の父と母の結末を押入れの小さな穴から見つめていた姉妹を思ったら・・恐ろしくなりました。
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でも、夏の夜長にはぴったりの一冊ですよ。多分。