No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

さよならの向こう側㊤

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地元の本屋でも売っていて(田舎は流通が遅く、品揃えが悪い)、カバーの絵に少し興味を持っていましたが・・
何となく話題の本って、あまり読みたくないっていう意地があって(たまに読むけど)

だけど、会社の後輩が買ったということで借りる事にしました。

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どうでもいいんだけど、「さよならの~」っていうタイトルの語呂がいいよなあ。
どうしても乙一さんのさみしさの周波数が浮かんでくるな。

この本は、携帯読書サイトで連載されていたみたいですね。
今は携帯から本になるなんてことは、当たり前になってきましたね。

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主人公の里桜(りお)は、内気で口下手で人見知り・・という性格の持ち主。
そんな里桜の親友、舞美は正反対の性格・・明るくてざっくばらんな性格をしていた。

舞美には、彼氏がいる。
一つ上のサッカー部の、雅だ。

雅の友達、龍之介。
密かに里桜の想い人であり、学校中でモテている。

そんな龍之介を見つめるだけの里桜。

・・里桜は、体育祭の時偶然出会った先輩が、龍之介だった。

優しく手をさしのべてくれる龍先輩に、里桜は一瞬にして恋におちてしまった。

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里桜の過去。

雷がやってくると、全身が震えだし涙が止まらなくなる。

雷の日。
忌まわしい記憶。
恐怖。

ちょうど雷雲がやってきて、傘もなくぼんやりしていると・・
そこに龍先輩が現れた。

先輩の前で、取り乱してしまう里桜。

しかしそれから、先輩との距離は縮まっていく。

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親友の舞美がセッティングしてくれた花火大会。

そこで気を利かせて二人きりにしてくれたお陰で、二人は一緒に花火を見る事に。

そこに突然、龍之介の飼い犬・風之介がいなくなったという連絡が入る。

必死に探す二人。
なにやら車にひかれたらしく、全身に大怪我をしているふう。

ふうはどうなるのか?!

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初めて身近に感じる「死」、せつなさ、見えない彼女への嫉妬、親友の身に起こる事件、トラウマ・・

海外留学が決まっている龍之介と、日本に残り続ける里桜は・・。

途絶える連絡・一方的な想い・・。
二人の距離は?

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と、一言で言えば・・
読みやすいけど、非現実だなあと思いました。

ふうという犬の事件に関しては、ハラハラしたけれど・・

やたら泣き虫な主人公が何かむかついたり(笑)
それに、トラウマを抱えているんだけど何かその描写が軽い気がして・・。

そもそも、モテモテの先輩が一度体育祭で手をさしのべた相手を覚えているものなのか?
しかもお互い両想いってなんて少女漫画的な!!

などと皮肉はそこまでとして。

まあ。
うん。
㊤は高校生編として、㊦は大学生編として、それぞれ楽しめそうです。

次の㊦はどうなっているのかな?