あさのあつこさんの本です。
ちなみに一応ジャンル分けすると「児童文学」になります。
挿絵もありますし、字も大きく、ふり仮名あり。
だから逆に読みやすいです。
でも・・・それより何より・・面白いんです！！！
野球の話と言ったら・・ちょっと違うと思います。
確かに、タイトルからしてそうではあります。
だけど、主人公巧の憎たらしさったらないです。
自分の才能に絶対的に揺るがない自信を持っている。
それだけを信じ、周りとの強調には欠けているわ、ツンとして可愛げがないったら・・
しかし・・豪との出会いで、明らかに巧の中で何かが変わっていく。
１巻では「むかつく奴だなあ」という気持ちが最終６巻で「可愛いやつめ」に変わります（笑）
読んでるだけでハラハラして、ドキドキワクワクして、本の世界にいつの間にか引きずりこまれているんです。
何でこんなに面白いんだろうっていうくらいに。
知っている人には知られていて、図書館では常に予約待ち状態。
去年から読み始めたのに、最終巻を読んだのはつい最近です。
終わり方は、納得いかない人もいるかもしれません。でもそれは個人個人の捉え方ですしね。
特に２巻３巻で部内である事件が起こる所ではハラハラしてページをめくる手が進む進む！
１巻の初めの頃は、ちょっとダラダラしている印象ですが、後半でぐっと引き込まれることは間違いありません。
全６巻。文庫版では１～３巻まで発売しています。
「児童文学ぅ？！」って思った人も、騙されたと思って一度読んでください。
絶対はまります！
（薦めた人は皆はまってました）
