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坂の途中 -おいしいコーヒーのいれ方VII -

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一人で部屋を借りさえすればいつだって好きなときに彼女と二人きりになれるとばかり思っていた―なのに、思うようにはいかない勝利の一人暮らし。バイト先の「風見鶏」では失敗を重ねるし、勝利への思いを断ち切れずに苦しむ星野りつ子が気にかかる。何よりかんじんの「かれん」が離れていこうとしている… 

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村山由佳さんの「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズの第7弾。

今作は無事に一人暮らしを始めた勝利が、バイトと部活に毎日忙しくかれんとなかなか会えずにすれ違ってしまう日々から始まる。

バイトでは失敗ばかりだし、久しぶりにかれんと会う約束をしていた時に自分がふったせいで激痩せしてしまった星野りつ子が倒れてしまったり・・と不運続きな勝利。
おまけにかれんは「しばらくあの部屋には行かない事にしたい」と言っている・・

・・かれんの目指したい道と、勝利の思いは果たしてお互いに理解できるのだろうか?

というような感じの一冊です。
(アバウトですが・・)

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で、文中にこんなかれんの言葉があります。

「一人でいる時は、ちゃんと自分のこれから先のこと考えようって気持ちになれるのに、ショーリと二人きりであの部屋にいると私、べつに今のままでも構わないような、ほかのことはどうでもいいような(略)そういう感じになっっちゃって」

「ショーリのことだけで頭がいっぱいで、何でもかんでもショーリを基準にしてしか物を考えられないような、そういうのはイヤなの。」


という感じなのですが・・。

何ていうか、今自分はこんな感じだと痛いところをつかれた気がしました。

会社に行って、嫌で嫌で早く辞めよう!と意気込むのに、週末で何かやる気がわかなくなってしまう。

一緒にいて、プラスになることもあれば、マイナスになることだってあるんですよね。

好きな人という存在が、どうか自分のプラスに働くようになっていけばいいのだけど・・・。


何か今日は思い出してしまって駄目でした。
何だかなあ。