片倉スズメは平凡な主婦だ。
夫は海外単身赴任中。
定期的に電話をくれるが、ペットの亀の心配ばかり。
毎日が恐ろしく単調で、このまま歳をとり、死んでいくのか・・と思うと恐ろしい・・・。
そんな彼女が、偶然にも「スパイ募集!」という張り紙を発見する。
そして、晴れてスパイになることが出来た彼女。
一日は、あっという間に過ぎていき毎日が楽しくなる。
日常の裏側には、意外は事実がいっぱい隠れている。
それを知ることで、特別な知識を得るわけではないが、何か得した気分になるのだった。
しかし、動き始めるスパイのミッション。
公安当局にマークされ始めたスズメ。
どうする?
どうなる?
監督:三木 聡
主演:上野 樹里
主題歌:レミオロメン 『南風』
・・・一言で言ってしまえば、「くだらない映画」でした。
内容がないのです。(洒落ではなく・・)
ただ、一人一人の俳優の個性が存分に発揮されていて、面白い。
スパイの中心的人物である「クギタニ夫妻」を演じている岩松了さんと、ふせえりさんがとにかく面白いんです。
二人の絶妙な掛け合い。
そして、冷静なツッコミをする主人公スズメを演じる上野樹里。
物語は、スズメの語りで進んでいきます。
延々内容を説明していくような感じ。
スズメの幼馴染で正反対に自由奔放に生きる「扇谷クジャク」を演じる蒼井優。
彼女は凄いです。
好きな女優さんの一人です。
まだまだ若いのに、演技派ですよね。
リリイみたいな役だってこなすし、こんなはっちゃけたクジャクを演じることだって出来るのですから!
レトロな服、レトロな家具。レトロな町並み。
なのに・・なんで携帯はauの結構最近出た機種を使っているんだ~!??
という疑問はさておき。
うう~ん。
自分的には特に面白い!って思えなかったんですよねえ。
残念。
だけど、エンディングでレミの「南風」が流れてときは、なんだか嬉しかった。
この映画を観ようと思った動機がこれだから、余計ですけどね。