No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

2月9日(土)~2月11日(月)2泊3日 鹿児島歴史巡りの旅①

<1日目>

イメージ 1


関東では雪予報だった2月9日(土)。
始発の電車に乗る為駅まで向かう道すがら、うっすらと雪が積もっているじゃないですか!
不安の中空港に着くと、定刻で出発の案内だったのでほっとしていたのですが・・・
定刻が迫っているものの、飛行機まで向かう連絡バスの到着が遅れていて搭乗口の列が進まず。結局、自分達が乗った後にも最後の1台が来てようやく飛行機が出発かと思いきや・・・席に座った後に除雪作業、おまけに空調がうまく利いておらず、気分が悪い方が出て一度閉めたドアを開けてまた閉じる必要があったため、1時間以上遅れました。
今まで待合ロビーで1時間以上待った経験はあったものの、乗ってから1時間は初めてのことで、閉塞感や今後のスケジュールを考えると朝からげんなりしてしまいました。

ともあれ鹿児島空港に無事に到着。雨は止んでいるものの曇天。寒すぎないけど暖かくもない冬の気候でした。
そこからレンタカーの送迎バス待ちや手続きでも結構時間がかかったのですが、何とか出発です。
まずは霧島神宮へ。

鹿児島空港霧島市にあるので、霧島神宮までは1時間かからないで行くことができます。
パワースポットでもあり坂本龍馬とお龍が日本初の新婚旅行で訪れた地でもあるということで、偶然にも新婚旅行となった私たち。思わずニヤリとしてしまいます。(この旅行は結婚の話が出る結構前から決めていた)
午前中に行ったこともあり、観光客はまばら。
まずは近くのお店でランチをいただきました。このお店、店員さん達の対応がかなり良かったです。
また、品数が豊富で色々なものを食べたい人には良いかと。鹿児島名物黒豚カツは個人的に分厚すぎてちょっと辛かったですが。。
その後、霧島神宮を参拝。美しい朱色のご神殿、近くに聳え立つ立派なご神木からパワーをいただいてきました。

その後近くを散策し、鹿児島市内へ向かいます。

実は今回の旅の目的は、「歴史巡り」。
大河ドラマ篤姫」にはまってからいつか行ってみたいと思っていた鹿児島でした。
そして昨年は「西郷どん」でも再び鹿児島がクローズアップされたこともあり、念願叶って今回の旅が実現したのです。

しかし世間は三連休。かなり早い段階から宿の手配をしていたものの、主要な所は予約が埋まっていて取れず、今回指宿市内に2泊することになっていました。

すると、鹿児島市内から指宿は距離があるため、行ける場所が限定されてきます。
大まかに1日目は霧島神宮鹿児島市内を少し見て指宿の宿へと決めていたのですが、飛行機が遅れたせいで城山展望台のみしか見ることができませんでした。。

無念の中、指宿市へ。鹿児島市内と比べると交通量が少なくゆったりとした道路だったので少し運転もしました。

宿は「昔ながらの小さな宿 川久」。
民宿のようなこじんまりとして家庭的でリーズナブルな所だったのですが、更に女将さんが親切で、とにかくご飯が美味しい!
家庭の味、という飾らないメニューも良かったですし、何より全て食べられるもの(好き嫌いが多い私でも)しか出てこなくて個人的には大満足でした。

イメージ 2


1日目はあっという間に終わってしまい2日目。朝方は曇っていましたが、晴れ予報。
ついに念願の「篤姫」の聖地巡りへ!

篤姫ゆかりの地」「島津今泉家別邸跡」「於一像」など指宿に来なければ見ることができなかったものを見ることができました。
ガイドツアーなどもあるようなのですが、かなりマニアックな篤姫関連の史跡巡りだったので今回は諦めて、知覧へ向かいます。

車が少ないので運転しやすかったですね。茶畑や森林などしかないのどかな道を進みます。

まずは「知覧武家屋敷」へ。
有料で庭園を見ることができるのですが、庭園に興味がない人は無料で見られる範囲を散策するので十分かも。
武家屋敷をメインで考えていなかったので、無料で散策できるところだけ見ました。

普通に人が住んでいる家ということに驚きつつ、武家の名残を垣間見ることができて良かったです。
途中、観光会館?みたいなところに入ったのですが、西郷どんのロケ地でもあることから、当時の話を親切に聞かせてくれたり興味深かったです。

そして知覧茶の深みと旨み。以前地元の道の駅で購入して美味しかった記憶が残っていましたが、やはり美味しかったのでいくつかお茶の葉を購入しました。

その後は、近くにある「薩摩英国館」へ。
これは個人的にメインの一つと考えていた場所です。
誰も見ている人はいなかったのですが(笑)、イギリスから見た薩摩、という貴重な資料が展示されているのですよ。
日本の資料では分からない当時の記録や、生麦事件後の薩摩との交流など興味深い資料がたくさんあり、かなりじっくり見ていました。

そしてランチはこちらのティールームで。
スコーンが好きな私は、サンドイッチとミニスコーンのセットと、「グリーングリーンティー」という緑茶風味でミントが利いた紅茶をセレクト。
これがかなりすっきり爽やかなお味で美味しかったのでお土産にも購入しました。

英国のお土産やたくさんの種類の紅茶も置いてありお土産を見るのも楽しかったです。
ということでここで結構な時間を消耗しました(笑)
ここのスタッフの方も皆親切丁寧な対応だったなあ。

そしてこちらもメインの「知覧特攻平和会館」へ向かいます。
ここに皆来ていたのか!というくらい混んでいました。午後だったこともあるかもしれませんが、知覧=特攻なんですかね。
中には、特攻隊として命を散らした若きパイロット達の写真や遺書、遺品が展示されていました。
その量は膨大な数なので、本当はじっくり見たかったのですが時間の関係でそこまで見ることができなかったのが無念です。

また、特攻の歴史を追ったドキュメント映像も放映されていて特攻とは何か、戦争とは何なのかを考えさせれられました(泣いている人もちらほらいました)。
特攻隊員が乗っていた飛行機の実寸代が展示されていたりもして、こんな大きな飛行機に10代、20代の若者が「必死」の作戦に出たのかと思うと胸が締め付けられました。
必死=必ず死ぬ、という言葉がまさに神風特攻隊の作戦を示しているのですね。。

遺書は特に母親に向けての手紙が多いのだそうです。
皆若いのに物凄く字が上手いことにも驚きますが(達筆!)、お国のために命を散らす運命を静かに受け入れているそこには、恨み辛みの言葉がほとんどないことが意外で、当時の若者たちの内面の成熟にとにかく驚かされます。今の若者だったら・・・と詮無い事ですが思わずにはいられませんでした。

特攻隊の何たるかも知らない自分のような人間には、行って良かったと思った施設です。
館内は広く、とにかくたくさんの展示があるので、じっくり見るにはかなり余裕を持った時間設定で計画を立てることをお薦めします。

後ろ髪引かれながら館内を後にし、再び指宿へ戻ります。

2日目の宿はグレードアップして「こらんの湯 錦江楼」に宿泊。
夫が私の誕生日祝いということで予約してくれました。

指宿といえば「砂蒸し風呂」。これをやらずに帰れるかということで宿からの送迎バスで「砂蒸し会館 砂楽」へ向かいました。
が、3連休の夕方ということもあり、激混み!!(ほぼ外国人旅行客)軽く1時間以上待ちでした。

送迎バスは1時間置きにやってくるのですが、この後貸切風呂の予約が・・・帰らないと間に合わない・・・が、砂蒸し風呂をやらずに帰れるだろうか!
ということで、待ちました。

1時間後くらいにようやく呼ばれ、いざ専用着に着替えて海沿いの砂場へ向かいます。
海風が寒い・・・!早く砂の中へ・・・!と思いながら誘導され、砂の上に横たわり、若いお兄さん達が勢いよくシャベルで砂をかけてくれました。

隣はベテランのおばさんが「目つぶっててくださいね」と言いながら砂かけしてくれていたのですが、私の方は一切そんな案内がなかったので目に砂が入って痛かったです。。
感想は、思っていたよりは汗をかかないな、という印象だったのですが(経験者から汗だらだらになると聞いていた)、生き埋めにされるってこんな感じかしら・・・という砂の重さ。

そしてじんわり暖かい体。不思議な感覚でした。
10分以上入ると火傷の恐れがあるとのことで10分ほどで終了。
足は冷えていたのでまだまだ入れそうでしたが切り上げて、砂をシャワーで落とし、お風呂に入ってさっぱりしました。
案の定貸切風呂には間に合わず、夜ご飯を食べて、温泉に入って早めに眠りました。

ちなみにご飯は苦手な海鮮が豊富でお肉尽くしのメニューだったのでちょっと辛かったです。
設備は古いながらも清潔でスタッフの方はとても丁寧でした。
オーシャンビューの窓も素晴らしかったです。

どうでもいいことですが、2日目は晴れていたので気づいたことがあって。
日が暮れるのが遅く、夜明けも遅いという当たり前のことに気づきました。あー南に来ているんだなあと実感しましたね。