菅野雪虫さんの「天山の巫女」シリーズ番外編。
こちらは、紅南のクワン王子の幼少時から1巻に続く話まで。
複雑な生い立ちだろうなと想像していたのですが、こちらもイェラと同じくらい辛い過去をお持ちでした。。
しかも一時は裕福で幸せで何不自由ない生活をしていただけに、王子として生きなければならなくなってからの生活があまりに不憫。。
どういう決意を持って生きてきたのか、セオとの信頼関係がどう築き上げられてきたのか、知りたかった事がこの外伝に収められていました。
シリーズとしてはこの外伝で終了。
魅力的な人物たちもたくさん登場し、王子や王女の生い立ちも分かったところで、更に先の話を読みたいと思うのはわがままなのでしょうか・・・。
面白かったです!
(4点)