皆さんはこの漫画をご存じだろうか。
三度のアニメ化をし、連載25周年を迎える衛藤ヒロユキさんの漫画である。
・・・実は私の青春を語る上で欠かせない漫画でもある。
初めてグルグルを知ったのは、小学6年生くらいだろうか。5年か6年（曖昧）。
当時月刊少年ガンガンを毎月購入していた兄に借りて（というか勝手に）読んだ事が最初だったのか今や覚えていないのだが、妹と交互に購入した原作本を後で妹から買って自分のものにし（笑）、グルグル関連のグッズやアニメ版のコミック（というのがあった）、ファンブック的な魔法陣グルグルランド（これも妹が買ったのを買い取った気がする）を購入。
グルグルの特集があればアニメージュなどの雑誌も購入し、アニメを毎週見、実は生まれて初めて買ったCDがグルグルのアニメのオープニングだというちょっと恥ずかしくて言いづらい経歴も持っている私である。
当時の小学校のクラスで、グルグルはかなり流行っていて、異動してしまうお世話になった先生にメッセージや歌が入ったテープを渡す、という事になり、なんとグルグルのオープニング（晴れてハレルヤ）をクラスメイトで歌ったテープを録音したのである。
※ちなみにこっちのOPが初めて買ったCDではない（これは兄が持っていたので、代表して私がCDを持って行って録音した記憶が・笑）
それから連載は続き、最終巻が出た時には高校生・・・いや、多分私、社会人になっていたと思う。2003年だもんな。
大人になるにつれちょっと買う時に恥ずかしいという思いはありつつ、やはり大好きな漫画だったので全巻揃えて、それでも漫画は実家に置いたまま家を出て・・・
武勇伝キタキタは読んでいないし、グルグルの続編も毎回チェックしている訳でもなく、グルグルからは大分離れていた日々。
それでも地元の仲の良い友人としばらく会っていなかったのにグルグルネタで延々盛り上がれるくらいには好きで。
そうこうしているうちに3回目のアニメ化が決まり、久々にアニメを見てみるかと録画してみることにした。
数話は録り逃したりしたので大分進んでいたが、今回のアニメ・・・・
個人的にはこれまでのアニメ化作品の中でも一番だと思っている。
まあ今回本編は完結した後ということもあるのだろうが、グルグルの世界観を損なわず（ドキドキ伝説～は大分酷いと思っていたクチ）、且つカットする本編をさりげなくOPやEDに盛り込んでいたり、かなり端折っている＆スピーディーにストーリーを流しているのだけれども、その切り取り方が何とも絶妙！
毎回ニヤニヤしながら見ている私。
そんなアニメの間のCMで、気になる告知を発見した。
魔法陣グルグル大原画展
何？！
めちゃくちゃ気になる。
っていうか、連載25周年？！
そりゃそうか、11歳とかそこらだった人がもう33歳ですやん・・・
っていうか気になる・・・これは行こう。
そうしてまんまと特典付きの入場券￥1,000を購入して先日西武池袋本店別館2階の西武ギャラリーまで足を伸ばしてきたのである。
長い前振りだな。
特典はバッジ。
そして毎日先着100名様にポスターカレンダーが配布されるということだったのだが、仕事終わりの18時半過ぎに行ったせいか、配布終了していた。。
平日限定のポストカードは無事入手（ちなみにこの日はレイドだった）。
アニメのコーナー以外は撮影自由だという。
平日のせいか、時間のせいか、広い会場にはぼちぼち人はいるものの、全然混んでいなかった。
なのでじっくり原画を見る事ができたので逆に良かったなあと。
来ている人は、自分と同年代と思われる「大人」が多かった。
勿論若い子もいたけれど、やはり25周年という事もあって当時からのファンの人が多いのかもしれない。
男性も女性もいて半々くらいだと思う。
1巻～順番に、連載していたガンガンの扉絵であったり、巻頭カラーの原画や未発表作品を始め、「Pico☆Pico」や「てくのこ☆きゅんきゅん」などの懐かし過ぎる作品の紹介などもあった。
（ちなみに「picopico」の漫画も持っていた）
驚いたのが、以前の衛藤さんの絵が今とは全く違うタッチだったことだろうか。
リアルというか、ちょっと怖いかも・・・くらいに劇画だった。
会場にはグルグルの魔法陣があったり、キャラクターのパネルがあったり、衛藤先生のDJグッズや飼い猫紹介のコーナーもあったり（あとがきによく載っていたあの猫）、後半はアニメのコーナーや販売しているサイン入り版画の展示、オリジナルグッズの販売などもしていた。
（トレーディング缶バッヂを買ってしまった人）
なんというか、とても懐かしい気持ちになる原画展だった。
それは私の青春と共に歩んできた漫画だということも多分にあるのだろうけれど。
魔法陣グルグル大原画展はいよいよ明日23日（木）まで。
まだ見ていない、気になっているという方はぜひ行ってみてほしい。
