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翼がなくても

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「何故、選りにも選って自分が。何故、選りにも選って足を」陸上200m走でオリンピックを狙うアスリート・市ノ瀬沙良を悲劇が襲った。交通事故に巻きこまれ、左足を切断したのだ。加害者である相楽泰輔は幼馴染みであり、沙良は憎悪とやりきれなさでもがき苦しむ。ところが、泰輔は何者かに殺害され、5000万円もの保険金が支払われた。動機を持つ沙良には犯行が不可能であり、捜査にあたる警視庁の犬養刑事は頭を抱える。事件の陰には悪名高い御子柴弁護士の姿がちらつくが―。

中山七里さんの本です。
 
オリンピックを目指すアスリートの沙良が、不慮の事故によって左足を切断することに・・・
義足をつけ、パラリンピックを目指す道を選んだ沙良の話なのかと思いきや、犬養や麻生の名前が出て来て、「お!」と思ったら、とうとう御子柴まで登場!
 
そして犬養と御子柴の直接対決です。
 
ファンには嬉しい展開でしたが、沙良の想いが分かった時、何とも切ない気持ちになりました。
それでも何処までも高みを目指していく沙良の姿は美しいと思いました。
ぐいぐい引き込まれる展開で、さすがの中山さんという感じでした。
 
今回の対決は引き分けでしょうか。
次回もまた二人の対決が見たいところです。
(4点)