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営業零課接待班

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苦手な営業に異動となり、ついにリストラ勧告まで受けたマジオこと真島等は、接待専門の「営業零課」で再起を図ることに。落ちこぼれ社会人のマジオと仲間たちは修羅場を乗り越え、年間売上50億という無謀な目標を達成できるのか!?涙も笑いも挫折も成功も、「働くこと」のすべてが詰まった感動の営業小説。

安藤祐介さんの本です。
 
いいですね。やっぱり。
安藤さんの本って、困難に立ち向かって一度壁にぶつかるんだけど、前向きに終わる結末が元気をもらえていい。
 
特に自分もこの業界、営業部で事務をやっている身なので、開発と営業の埋められない溝(仲が悪い)とか、営業部の予算達成までの苦労であるとか、会社事情についてもイメージしやすかったせいもあるし・・・
主人公のマジオの自意識過剰で自信のないところが他人とは思えなくて、感情移入をして読んでいました。
 
20代にしてリストラ勧告を受けたマジオ。
退職を決意したが、営業零課への誘いを受け、何故かそこで再起を図ることになったが、やはり芳しい結果は出せない。
しかしひょんなことから自分以外の仲間も同じ境遇であったことを知り、団結し売上50億を目指していく--
 
なかなか結果が出ないところ、順調に売り上げを伸ばしていると思われた営業部の他のメンバーの不正、困難が立ち向かいながら、落ちこぼれ達が確実に売り上げを上げていく様は読みながら応援していきたくなりました。
 
なんですかね、安藤さんは色々な仕事を経験していて、会社勤めをしているからこそ凄くリアルな現場を書ける方だと。
そしてあり得ないだろと思いつつ、もしかしたらこういう部署もあるんじゃない?と思わせてしまう所もいいです。
 
そして元気をもらえるという点でやっぱり読んで良かったと思えます。
オススメです。
(4.5点)