No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

総理大臣暗殺クラブ

イメージ 1
 
 
自分の名前にコンプレックスを持つ茂子は、愛してやまない妹の三重子が高校で作った“政治部”に入部する。あることがきっかけで、本気で総理大臣暗殺を企てる三重子に危うさを感じ、暴走を選止すべく彼女を監視するためだ。生徒会長選挙、体育祭、文化祭…各イベントに絡む謎を、変わり者ばかりの政治部のメンバーとともに次々と解決していく茂子だったが…!?

白河三兎さんの本です。
 
このタイトル、装丁、白河作品と来て期待しない訳にはいかなかったのですが・・・
いつもの白河さんの文体とちょっと変えている?
 
読みにくさがまずあり、総理大臣暗殺の目的が恋する相手に振り向いてもらいたくて、という何だか突拍子もないものだし、家族の不和のエピソードや、その他このクラブに関わる周囲の人間も、何だか非現実で安易な不幸な設定ばかりで何だか萎えてしまいました。
 
まずキャラクターの誰にも好感が持てなかったせいかもしれないです。
茂子も何故底まで双子の妹に固執するのかよく分からなかったし・・・。
 
仕事で失敗続きだった精神状態はあったかもしれませんが、結局何が言いたかったんだろう?という読後感は未だに変わりませんね。
 
うーん、これは合わなかったです。
(2.5点)