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俺たちのコンビニ ―新米店長と仲間たち―

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故郷の小さな田舎町でコンビニを起ち上げた若き店長、牧水良平。開店までの苦労を乗り越えた彼を待っていたのは、厳しい現実だった。画一化を図るコンビニチェーン本部に抵抗し、オリジナリティあふれる店を作ろうと奮闘するが、経営は赤字続き。しかも、バイト店員が起こしたある事件が原因で、ただでさえ少ない客足も激減してしまう。閉店の危機に、牧水店長が打ち出した策は―!?

峰月皓さんの「おれのコンビニ」シリーズ第二弾。
 
全作はコンビニを開店するまでの奮闘と事件を描いて終わってしまったので、とても楽しみにしていました。
 
いや面白かったですね。
実際開店してからの方がよっぽど大変だろうと思っていましたが、高校生メンバー4人がメインの従業員なので(パートも入ったみたいだが、ほぼ名前しか描写がない)、当然の如く想定された問題がぼろぼろと出てきます。
 
ライバル店との競合、本部との軋轢、そして従業員が起こしてしまったトラブル。
 
万事休すかと思われた展開から、少しずつ持ち直していく後半の過程はハラハラしましたが、とても面白かったです。
ちゃんとお客様の目を見た接客、大きな挨拶、丁寧な接客――
コンビニではほとんどこんな丁寧な接客に出会えた事がないので、こんなコンビニがあったらコンビニが苦手な私も行きやすいのになあと思ったりしました。
(4.5点)