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少女はなぜ逃げなかったか ―続出する特異事件の心理学―

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当時9歳だった少女を誘拐し9年2か月にわたって監禁した37歳の男が逮捕された。警察も「きわめて特異」「前代未聞」とこの事件の異常性を強調。マスコミも連日、男の素顔、同居している母親と男、少女との関係、少女の状況などについて報道を繰り返した。日本中が驚愕した新潟少女誘拐監禁事件の背景には、何があったのか。現地の取材をもとに新進気鋭の心理学者が分析、解説する。さらに、京都小学生殺害事件、毒物連鎖事件など、近年、続発する特異事件にも鋭い分析のメスを入れる。


碓井 真史さんの本です。
 
プロローグまでは良かったんですがね・・・。
とてもがっかりな内容。
 
タイトルに対する答えは一切ありません。
事件についての真相を知りたい人、その他毒物事件や少年犯罪を起こした犯人の心理が知りたい、という思いで手に取った人にとっては・・・かなりの消化不良。
 
なんというか、犯人や被害者に対してこの著者が優しく語りかけるのですが・・・どうもうわべだけの言葉に思えて仕方がなく・・・。
 
事件について全然実証めいたことはなく、著者の「見解」が大半です。
 
新潟のこの事件は当時を思い出してもかなりの衝撃だったので、いくつか関連本を読んでは来ましたが・・・その中でも一番読まなくても良かったな、と思った内容だったかもしれません。。。
(3点)