No-music.No-life

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空色メモリ

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たったひとりで県立坂越高校文芸部を守る、ハカセこと河本博士に春が来た。なんと、可愛い新入生が入部してきたのだ。彼女の名前は、野村愛美さん。ブンガク少女らしからぬ彼女が、なぜ人気のない弱小文化部に入部を決めたのだろう?不思議な雰囲気の彼女には、何か秘密がありそうだが。そんなあれこれを、部員でもないのに文芸部に入り浸っているおれは、おもしろおかしく空色のUSBメモリに綴り始めた。その空色メモリが思わぬ騒動を巻き起こしてー。


越谷オサムさんの本です。
 
ずっと気になっていたのになかなか読む機会がなかったのですが・・・いや、いいね!
こういう青春まっしぐらな感じ。
 
しかも、主人公が太っていていかにももてなそうな地味男子というのが良い!
しかも文芸部なんて完全にもてなそうなイメージ!
 
でも小説の世界だと何か素敵な部になっちゃうのが不思議なんだよなあ。
 
一体どういう展開になるのか予測がつかない前半から、後半の犯人探しと真相が明かされるまでの怒涛の展開にぐいぐい惹きこまれました。
 
どのキャラクターも凄く印象的で生き生きしていました。
 
地味な人にもこういうドラマはあるんだなあと、底辺女子高生だった私は読んでいてワクワクしてしまいました。
(4点)