No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

偉大なる、しゅららぼん

琵琶湖のすぐそばの町・石走で、先祖代々不思議な力を継承してきた日出一族。その跡取りで最強の力を誇るとされる淡十郎は、高校生でありながら住民からあがめられる殿様のような生活を送っていた。そんな彼のもとへ、分家の涼介が力の修行をするために訪れる。淡十郎と同じ高校に通うものの、彼とおそろいの真っ赤な特注制服を着せられ、従者のように扱われる涼介。そんな中、日出一族と対立する棗一族の広海とのトラブルが勃発し、それが世界の運命を揺るがす事態に発展する。


監督:水落豊


非常に感想を書くのが遅くなってしまいました。
終わりかけの頃にようやく観る事ができたのですが、なかなかアップする時間が取れなかったためです。
 
とりあえず感想・・・
期待し過ぎました。
 
でも、日出姉弟を演じた、濱田君と深田恭子ははまり役だったと思います。
ナチュラルボーン殿を演じる濱田君のコミカルさと、時折見せるシリアスな演技も期待通り。
 
グレート清子も小説の設定そのままに、実際こういう人がいたらこうなるんだ・・・と思うくらい納得できるキャラクターに仕上がっていました。
 
岡田君は好きなんですけど、もうそろそろ高校生役には限界があるかと・・・。
オーファーザーもそうですけど、いつまで岡田君に高校生役をやらせるのだろう。。。身長があるせいもあるし、見た目的にもちょっと制服姿は違和感だなあ。
 
それより更に違和感なのは、渡辺大
小説の中の棗はイケメンな印象だったので、キャスティングに不満な自分。
顔が自分の苦手な系統なんですよね・・・。
でも演技もどうなのかという感じです・・・。はい。
 
BGMというか効果音か、それがやけに大きくて耳障りでした。
 
特にお互いが「力」を使った時に聞こえる騒音は、観ている側にも騒音でしかなかったかも・・・。
 
突拍子もないへんてこな世界感が万城目作品の魅力だけど、これは映像化してもいまいち面白さが伝わらなかったのではないかという作品でしたね・・・。
 
本のラストでも明かされるしゅららぼんの真相も、映像だと蛇足的に映りました。
うーん、辛口批判になってしまいましたが、これはDVDになってから観るのが一番かと思います・・・。
(3.5点)