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オレたち花のバブル組

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「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮やかに描く。巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられた、東京中央銀行半沢直樹。銀行内部の見えざる敵の暗躍、金融庁の「最強のボスキャラ」との対決、出向先での執拗ないじめ。四面楚歌の状況で、絶対に負けられない男達の一発逆転はあるのか。


池井戸潤さんの「半沢直樹」シリーズ第二弾。
 
個人的に、第二弾の方が面白かった気がします。
半沢より、近藤の苦悩と銀行員としてのプライドと意地を取り戻してからの近藤の姿がとてもたくましく、感情移入して読んでいました。
 
最後の最後、反撃をするか自分の立場(家族のことなど)を優先するかの決断を迫られ、決断した答えには少しさびしいものもありますが、結果的には良い選択だったのかなあ。
 
組織の軋轢、しがらみだとか、出世などを気にしなければ、私も半沢のように言い返したいですけどねえ。
現実にはそれができないから、だからこそこれを読んですかっとするのでしょう。
 
第三弾の「ロスジェネの逆襲」から読んでしまったのですが、シリーズを読んでから読むとまた違った面白さがありそう。機会があればまた読み直したいなあ。
(4点)