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ともにがんばりましょう

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上方新聞の若手記者、武井涼。極度のあがり症で人前で自分を表現できないタイプの武井が、なぜか委員長の寺内に見込まれ、労働組合執行部に加わることに。執行部員のあくの強さに面食らっているうちに、会社から出される深夜労働手当引き下げ案。執行部に輪をかけて癖のある経営陣との、苛烈で真剣な戦いが始まる--。神戸新聞に10年間勤務し退社をした著者が、その会社生活のすべてを注いで描いた渾身の書き下ろし長編小説。


塩田武士さんの本です。
 
「女神のタクト」が面白かったのでこの本もと借りてみたのですが・・・うーん、難し過ぎたとしか言いようがないです。
 
労働組合がある会社に所属していた記憶がないだけで、実は組合はあったのだろうか?と思うのだけど、要するに自分が全く面識のないジャンルの話。
 
馴染みのない新聞社が舞台だったりもして、終始難しいと思い続けて結局最後まで読み終わってしまいました。
 
労働組合との賃金交渉やハラスメント問題の提訴など、これは完全に若向きではない。
 
そして登場人物も自分と同世代~年上ばかりということ、主人公の煮え切らない態度などがあまり好きになれず、最後まで楽しめないままだったのが残念でした。
 
どうも堅苦しいというか、とにかく「難しい」という印象が強く残りました。
 
これは自分には合わなかっただけ、という感じですかね。
(3.5点)