No-music.No-life

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水底の森㊤

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下町のアパートの一室で、顔を潰された身元不明の死体が発見された。その部屋に住んでいた若い夫婦は行方不明。現場にはエンドレステープに録音されたシャンソンが流れ続けていた。誰が、何のために?歌に込められた犯人のメッセージは何か?やがて第二の殺人が―。所轄刑事の遠野は行方をくらましたその女・風子を追い始める。ノンストップサスペンスの幕があがる。


柴田よしきさんの本です。
 
手元に読む本がなくなったので、久しぶりに柴田さんの本を借りてみました。
 
序盤がなかなか物語に入って行けなかったのですが、事件の容疑者である風子の薄幸の人生を振り返る過去の話と事件を追う現在が入り乱れて、気付けば物語に没頭していました。
 
美人という訳でもないのに、何故か男好きする女性っていますよね。
風子は、かつ同性からも放っておけないと思われるタイプ。
派手な印象はないのに、何処か印象的な女性。
 
そんな風子の過去と、殺人容疑がかかった風子を追う刑事の視点で話が進んでいきます。
 
今、下巻を読んでいるのですが、刑事がとうとう堕落していき、どうしようもないことになっています。
風子には私も心惹かれたのですが、どうにもこの刑事の要の得体の知れなさには参りました。全然好きになれない。
 
事件の真相はいかに?
続きが気になります。
(4点)