狐狗狸さんによる狐憑き、美術準備室に出る幽霊、部室のポルターガイスト現象、坐ると事故に遭う席。SPRへ立て続けの依頼は、すべて女子高・私立湯浅高校からのものだった。学校へ赴いたナルたちは、超能力を使うという少女に出会う。彼女が放った呪いの言葉とは? 尋常ではない数の異常現象。原因を追うナルと麻衣の前に立ちはだかる、何者かの邪悪な意志! ミステリー色濃厚なシリーズ第3作。
1・2巻が面白かったので早速図書館で続きを借りて来ました。
いやー今回はかなりホラーでしたね。
しまいには、教室の天井から女の髪の毛がずるずると這い出てくるわ、部屋に現れたその幽霊と一晩中にらみ合いを続けた(!)ナルが倒れるわ。
霊が見えるはずの真砂子には霊が見えず、綾子は相変わらず大した役に立たず(笑)
超能力を使うという少女。
怪談話や心霊話の類をかたくなに否定する学校、その裏に隠された悲しい事件――
ハプニングながらも、ナルと接近することができた助手の麻衣に、まさかの力が・・・!
本を読み終えた後、思わずスプーン曲げに挑戦してみましたが、私にはそういった能力は皆無のようです。
本作も面白く読む事ができました。
(4点)