No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

夢と現実。

電車の中には色々な人がいる。
人間観察が趣味だった私は、今でも他人の事を観察したり、誰かの会話についつい耳を傾けてしまう。
 
そういえば昨日だったか。
成人式を控えているという20歳の女の子二人組が電車に乗ってきた。
 
昨日は休みだったのだが仕事が思いがけず忙しくてぐったりしていたので、乗ってきてそうそう、騒々しくお喋りを始める二人組にげんなりしながら、なんとなく二人の会話に耳を傾けていた。
 
「もう(冬)休み終わっちゃうよー早いねー」
 
と嘆く二人。
いやいやいや、こっちなんてもう仕事始まってますから!
 
「あーバイトもそろそろ辞めないと。就職活動しづらくなるよね。今はまだ良いけど、結婚できなくて、30歳くらいになったら、絶対就職しないとキツイよね。やっていけないー!」
 
なんぞ、10年も先の事をぼやいていた。
はっと気付けば、私はもう30歳が近い。
 
この子達はまだまだ先の未来として「でも、きっと何だかんだ言って結婚してるだろうな」「就職できてるだろう」と何となく楽観視しているような感じも伝わってきて、正社員でもなく結婚もしておらず、まさに一人で生きていくためにお金を貯めている自分、みたいのがここにいるんですが何か?!
という気持ちになっていた。
 
本当思うんだけど、あの頃、まさか今の自分の歳にはもっと自分自身、大人になっているだろうと思っていたんだけど。
 
中学の時に見た、高校の先輩の大人っぽさ。
高校生の時に見た、社会人のあか抜けた感じ。
バイトの時に23歳の人が凄く大人に見えて、
23歳の時に5歳上の先輩が凄くしっかりして見えた。
 
なのに、自分が実際にその歳になってみると、外見だけ歳を取り、中身は全然変わってないのね。
どういうことだろう?
 
結婚は無理そうだから、とにかく、一人でも生きていけるお金をコツコツ貯めていくしかないのかなあ。
あー誰かお金だけ入れてくれないかなーと夢みたいなことを思いながら、今日も仕事でぐったりの私である。