No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

生きています。

携帯の充電はなくなってくるし、パソコンができなかったのでご心配をおかけしました。
何とか無事です。

会社に緊急地震速報の機械がついていて、まあ時々鳴るので「また鳴っているなあ」くらいにしか思っていなかったんですが。。。

最初は揺れがそんなに大きくなかったので余裕をかましていたら、長い揺れが収まらず本気でこのままここで命を終えることになるのでは?と覚悟しました。
そのせいか、悲鳴を挙げている人や机の下に隠れている人を見ても、自分だけはやけに冷静だった気がします。
その後の余震が続く前までは、どこかでまさかそんなに酷くなる訳はない、と楽観していました。

しかし、何度も続く余震、止まない揺れにその気持ちもしぼみます。
家が近い人は定時前に徐々に帰って行って、電車が動かず帰れない人だけが残りました。

そして、絶望的な発表。

「本日一杯は電車は運休」

帰れないことが決定しました。
何とか歩いて帰れる人たちが集団で帰って行く中、会社側から「無理に帰って大変な思いをするなら、会社に留まって、落ち着いてから帰りましょう」ということに。
まさかの会社泊です。

東京で地震に遭ったら、ということを時々考えることがありましたが、現実になってみれば、絶対に歩いて帰ることが難しい距離から通う私は絶望的です。

会議室に椅子を並べて眠る中、余震が続きます。
何度死を覚悟したか。

東北地方の被害に比べたら死に至るほど酷い被害ではないくせに、それでも収まらない余震に恐怖がふくらみました。
外を見れば、埼玉方面に向かって歩く人々。
深夜を過ぎてもなお、連なる車、車、車。

眠れない夜を過ごしながら、朝を迎え、続く余震は相変わらず。
疲れた表情を隠しきれない人たち。

なんとか電車が復旧し、9時半前にようやく会社を出ました。

妹のところに身を寄せている状況ですが、地元は今もなお電気と水道がダウンし、水を買いに行っても売り切れの状態が続いているようです。

明日も仕事なので家に帰って着替えを、と思っていたのですが、運転再開していたはずの電車がまた運転見合わせに。
そして地元の駅までいける電車は今もなお見合わせ状態が続いており、自宅に帰ることができない状態です。

果たして明日は帰ることができるのか。

こういう時に限って、所持金も心もとなく、常備薬や化粧セットなど何一つ持っていない自分のお気楽さにびっくりしています。

それにしても、全国各地でこんな風に大地震が続くなんて、こんな悪夢が現実に起こるなんて。

生きていられて、都内は意外と大地震の爪痕はないようにも見えますが、ニュースを見ると東北地方の大被害にぞっとしてしまいます。