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船の科学館にも行ってみた。

科学未来館を出て、次に向かったのがB級スポットとして名高い船の科学館
 
実は私、ここでとても見たいものがあったのだ。
B級スポットを紹介するサイトで見た写真から、もうこれは絶対に一度は見に行かねばなるまい!と心に決めていた。
 
本館・青函連絡船 羊蹄丸・何曲観測船 宗谷の3か所を楽しむ事ができるという船の科学館
料金は\700。
チケットを買うと3館共通になっているので、少しお得な感じがする。
 
早速本館から見て回る事に。イメージ 1
 
入って早々に思ったのが、
「客少なっ!!」ということだった。
 
平日ということもあるが、土日でも比較的空いているという情報に違わず、下手をしたら従業員の方が多いのではないだろうか?というくらいに人がいなくて驚いた。
 
そして、とにかく凄いのが、
全体的にチープなのである。
 
1階部分は、船の模型の展示。
一応細かく作られているのだが、船が好きでも何でもない人には多分、辛い。というか、正直に言ってしまうととてもつまらない。
イメージ 2
 
しかも、ボタンを押すと展示されている船のしくみや船がどうやって動いているかを示すための仕掛けが動くのだが・・・
 
これがとんでもなく、チープなのである。
もうそれしか言えないくらいに。
 
これが動いたから、だからどういうことなの?という説明書きが一切なく、ボタンを押してもひっそりと反応するだけでは、はっきり言って全くよく分からない。
 
 
とりあえず1階は全く楽しめないまま終わり(しかも広いので見るのも大変)、2階へと移動。
 
そこでようやく私好みのマネキン達がお出迎え。
海上保安庁の仕事内容の紹介やら、色々。
 
その後、Q&Aシアターというクイズをやったのだが、10問中半分くらいしか当たらなかった。
しかもその映像がとにかく古い。
90年代スタイルの女子達が、船旅で海外へ行くまでのドキュメンタリー方式で展開するクイズ。
 
2パターンあるらしいので、今度くる機会があったら別のクイズをやろう(でも多分もう行くことはないだろう)。
 
3階では、古代~幕末・明治初期までの日本の船が展示。
これは結構楽しめた。


という訳で、本館はほとんど楽しむ事ができないまま、ついに目的の場所へと向かう。
 
そう、私はとにかく見たいものがあった。
 
青函連絡船 羊蹄丸の青函ワールドだ!
 
しかしその前に、シー&シップワールドを見る。
 
物悲しい事に、海を再現しているはずなのだが、実際の水はない。
 
イルカに乗る事ができたので、乗って見たり。
海底探索ができる乗り物に乗って、即ルートから外れて終了してしまったり。
 
誰もいないと思っていた館内で、
この、イルカに乗った少年(?)と目があって気まずくなったり。
後々この少年(年齢不詳)とは何度も遭遇することになる。
無心にイルカに乗っている様は、大層物悲しく感じたが、何度も遭遇するので笑ってしまいそうになった。
 
そして、とうとう噂の青函ワールドへ足を踏み入れる。
 
イメージ 4
 
入って早々、
そこは戦後の青森の風景が迎えてくれる。
 
客は多分自分達しかいないはずなのに、
何故かやけに賑やか。
 
りんご売りのお店が多い。
 
写真だけでは伝わらなくて残念なのだが、
ちゃんと街の人々の活気が声で伝わってくる仕組みになっている。
 
青森弁でりんごを売るおばちゃん達。私が「りんごを下さい」と声をかけても、全く反応がない。諦めて隣の店へ移動すると、急に喋り出したりする。或る程度感覚を置いて喋るようになっているのか、このかみ合わない一方通行な感じがたまらん(笑)
 
イメージ 5
 
魚屋さんでは夫婦喧嘩をしていて、店全体がぐらぐら揺れる仕組みになっているし、
 
リヤカーで夜逃げ?しようとしている貧しい子どもに、いつも焼き芋を恵んであげているらしいおっちゃんと、ほっぺたを真っ赤にした男の子。
 
半纏を売るおばちゃんなど、
そこら中で声がするので、
とにかく一人で来ても寂しくない(笑)
 
だからさっきの少年も一人で来て楽しめているんだ、多分。
 
 
そして――イメージ 6
 
キター!!!!!
 
これこれ!
これだよこれ!
 
ピンボケしてしまったのが残念だが、
おばちゃん(推定)が、大きなおにぎりを駅の待合室でほおばっている。
 
そして顔に米粒つきまくり(笑)!!
 
一体この場面は何を伝えたかったのか?!
 
 
イメージ 7
 
こちらは、青森駅のホーム。
 
夜逃げなんですか?!
というくらい、とにかくホームにいらっしゃる親子やらお母さんやら、
皆大荷物。
 
集団就職とかそういうあれなんだろうか。
 
そしてこちらの↓女性。
 
この方を見てからずっと行きたいと思っていたのだ。
ようやく会えた(笑)
 
 
イメージ 8
 
イメージ 9ぐでんぐでんに酔っぱらった
おっさん。カレーライス残し過ぎ(笑)
 
ちゃんとメニュー表までしっかり書かれていたり、細部までこだわりのある再現に、とにかく満足満足。
 
お母さん達が必死に担いでいたという、40Kg、 60Kg、 80Kgの米俵。40Kgで一杯一杯になっていた私は、お母さん達を見習わなければならない。
 
 
 
 
という訳で、思った以上に精巧な作りに感激しながら、その場を後にしたのだった。
あまりにもリアルなので、実際の人間と再現された人間の区別が一瞬つかなくなるくらいであった。
 
蝋人形館とかよりも精巧だし、触ってはいけませんという注意書きや、写真NGということも書かれていないので、ぜひB級好きの人には一度足を運んで欲しいと思う。絶対損はしないはず(笑)
 
イメージ 3最後はお台場の夜景でサヨナラ。
 
相変わらず夜景が綺麗なスポットだな。お台場から建設中の東京スカイツリーが見えるのだけど、夜になると特にライトアップされていないから、何処にあるか分からなくなってしまうのだね。
 
それにしても、平日の夜でもカップル達はそれなりにいるもんなんだなあ。
 
久々のお台場も良いもんだ。
 
終わり。