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サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ

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「ファンの正体を見破れる店員のいる店で、サイン会を開きたい」―若手ミステリ作家のちょっと変わった要望に名乗りを上げた成風堂だが…。駅ビルの六階にある書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵のコンビが、書店に持ち込まれるさまざまな謎に取り組んでいく。表題作を含む五編を収録した人気の本格書店ミステリ、シリーズ第三弾。


大崎梢さんの本です。
 
これまで読んできた大崎さんの本が、個人的にどうしても楽しめなかったので、この作家の作品とは合わないのだ、と無理に納得させて遠ざけていました。
 
しかし大崎さんの作品でもこの書店を舞台にしたミステリシリーズは面白いとおっしゃっている方がいて、機会があれば読んでみたいなと思っていたのです。
地元図書館に、何故かシリーズ第三弾があったので中途半端に三作目から読んでみました。
 
なるほど!
確かに読みやすいし、面白い。
 
ミステリはちょっと無理にこじつけた印象も受けるのですが、本屋好きの私としては、実際に書店員として働いていた事があるとう大崎さんの描くこの物語、興味深く読む事ができました。
 
書店員って自分たちでは見えないあんな仕事やこんな仕事・・・・沢山やっていたんだなあと改めて気付かされました。
そういう意味では、本好きには絶対満足してもらえる作品だと思います。
 
ミステリ重視で読もうとすると、ちょっと物足りなさというか、無理やり感を感じるかもしれませんが・・・・。