悪意は悪意しか生まない。
溜まりに溜まった悪意は、やがてはその場に留まっていられなくなって、どんどんどんどん
周りに悪影響を及ぼし始める。
善意を持った人間をも、悪意は簡単に取り込んで、どんどん拡大していく。
私は何にも染まりたくない。
誰にも支配されたくない。
悪意にも善意にも、どっちにもならない普通でいたい。
故意に悪意を持って誰かを貶めたくもないし、悪意に同調して皮肉な笑いを浮かべたくなんてない。
しかし、確実に悪意の侵略は目前まで迫ってきていて、少しずつだけれど悪意に取り込まれていく人たちが出てきた。
周囲と同調することで、何とかその場を保とうとしている努力故の事であればいいが、
もし心から同調しているのだとしたら――
あっちでも、こっちでも。
悪意の塊はどんどん膨らんできている。
いつか悪意の大きな渦に巻き込まれてしまうのだろうか。
大きな失敗。
教わっていたはずの事。
なのに、大事な所で私はいつも大きなミスを犯す。
向けられる嘲笑。
陰口。
叱責。
さげずみの言葉。
少しずつ一人でできるようになってきたと思った矢先。
ミスを連発。
今まで、何度となく越えてきた事なのかもしれない。
だけど、
今は何処にも逃げ場がない。
閉そく感。
一人になりたい願望。
逃げ出したい。
今、すぐに存在が消えたらいいのに。
辛い。